2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想:幾億もの剣戟が黎明を告げる2 ひねくれ銃手と車椅子の魔弾

前巻感想はこちら↓ 読書感想:幾億もの剣戟が黎明を告げる1 無敗の剣士と夜を斬る少女 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で圧倒的な力を垣間見せ、それどころか新たな力まで手に入れたヤクモとアサヒ。しかし彼等は未だ未熟である。彼等の放つ幾億もの…

読書感想:聖剣学院の魔剣使い10

前巻感想はこちら↓ 読書感想:聖剣学院の魔剣使い9 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻でこの世界のレオニスが知らぬ歴史と言うものに触れた事で、世界観というものに深まりが出た本作品であるが、そもそも最も大きな謎、というものはすぐ側にあると言っ…

読書感想:ブラックな騎士団の奴隷がホワイトな冒険者ギルドに引き抜かれてSランクになりました7

前巻感想はこちら↓ 読書感想:ブラックな騎士団の奴隷がホワイトな冒険者ギルドに引き抜かれてSランクになりました6 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で「アステアの徒」と呼ばれる狂信者達により帝国が支配され、その支配から帝国を奪還する為にジー…

読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。角川スニーカー文庫、HJ文庫、講談社ラノベ文庫、ヒーロー文庫編。

こんばんは。名古屋も空梅雨のまま梅雨明けし暑さに辟易としております、真白優樹です。さて暑さにも負けず発売日が迫る今日この頃、六月三十日から七月一日にかけて発売される新刊の中から、このブログで紹介予定の作品についてお話したいと思います。 読書…

読書感想:暗殺者は黄昏に笑う2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:暗殺者は黄昏に笑う1 - 読樹庵 (hatenablog.com) この才能も感情も、捧げる先はただ一つ。自身が守るべき対象として見出した「天使」の少女、ミルを守る為に自分達にとっての平穏を脅かす者は、例え知己の相手でも必ず殺す。知…

読書感想:ランジェリーガールをお気に召すまま2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:ランジェリーガールをお気に召すまま - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、今巻の感想を書いていく前に先にお断りしたい次第であるが、今巻の感想を書いていくにあたって、前巻を読んでから今巻の感想を読んでいただきたい次第であ…

読書感想:許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい?

さて、突然ではあるが「悪役令嬢」という言葉を聞かれて画面の前の読者の皆様はどんな存在を思い浮かべられるであろうか。いけ好かない、嫌味、高圧的。ネガティブなイメージが多いかもしれぬ「悪役令嬢」という存在であるが、最近はそんな存在を主役にして…

読書感想:ポイントギフター《経験値分配能力者》の異世界最強ソロライフ ~ブラックギルドから解放された男は万能最強職として無双する~2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:ポイントギフター《経験値分配能力者》の異世界最強ソロライフ ~ブラックギルドから解放された男は万能最強職として無双する~ - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻でかつての仲間であるクロードが呼び出したバハムートを叩…

読書感想:冴えない男子高校生にモテ期がやってきた ~今日はじめて、僕は恋に落ちました~

さて、「モテ期」という言葉がこの世にはある。モテ期、それは誰かが憧れるものかもしれない。いつ訪れるのかとそわそわし、手相を見て一喜一憂したりするものかもしれない。ではもし、モテ期というものが実際に分かったのならどうであろうか。ほぼ確実に恋…

読書雑記:七月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。最近暑い日が続き一部では梅雨明けの通知も出ていますが、全然雨が降っていない気がする真白優樹です。さて本日は来月初旬から中旬にかけて発売される新刊の中から、個人的要注目な作品について紹介したいと思います。 読書雑記:六月中旬から下…

読書感想:紅蓮戦記1 天才魔術指揮官は逃げ出したい

闇の炎に抱かれて消えろ、というネタが分かる読者様は多分私と同年代であり、今のオタクの主流である読者様から見れば多分古株と呼ばれるであろう類のオタクである。という前置きはさておき、皆様はもし自分が敗色濃厚な戦いの中におかれていたならどうする…

読書感想:同い年の妹と、二人一人旅

さて、今「国道」を擬人化した少女、というプロジェクトが始動したらしいが日本人はつくづく擬人化というものが好きであるらしい。競走馬から艦船、はたまた城郭に至るまで様々なものが擬人化されているが次は一体何が擬人化されるのだろうか。という前置き…

読書感想:失恋計画と初恋計画 キミとの恋は、もう失敗しないから

さて、あそこでああすりゃよかったニャ、というのは某国民的アニメの昔のEDの歌詞の一節である。という前置きはさておき、あそこでああすればよかった、即ち後悔。後悔と言う物を長く覚えていて引きずってしまうのは何であろうか。答えは千差万別としても…

読書感想:塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い6.5

前巻感想はこちら↓ 読書感想:塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い6 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、今巻はシリーズ初の短編集であり、春夏秋冬くるりと回して一巡り、四季を題材として押尾君と佐藤さん、そして周りの仲間達の日々を描いている訳であるが、ふ…

読書感想:コンビニ強盗から助けた地味店員が、同じクラスのうぶで可愛いギャルだった2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:コンビニ強盗から助けた地味店員が、同じクラスのうぶで可愛いギャルだった - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、この作品は続刊も既に決定しているらしく嬉しい次第である。という前書きはさておき、前巻を読まれた読者様がこの巻…

読書感想:義妹は浮気に含まれないよ、お兄ちゃん2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:義妹は浮気に含まれないよ、お兄ちゃん1 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で栞と付き合いだしながらも義妹である愛歌にも迫られると言う、二人の間で板挟みとなってしまった主人公、蒼であるが。二人が彼に向ける愛という…

【お知らせ】 六月二十五日、スペースでの配信を行いたいと思いますというお話。

こんばんは、真白優樹です。少しお知らせが遅くなってしまいしたが今週土曜日、二十五日の夜十時半ごろから恒例企画であるスペースでの配信を行いたいと思います。いつも通りに凸待ちラジオ配信なので、御用と用事のない聞いても良いという読者様は是非おい…

読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。MF文庫J及びオーバーラップ文庫、ダッシュエックス文庫編。

こんばんは。雨に濡れるお仕事をしているので、雨の日は憂鬱になる真白優樹です。さて本日は今週金曜日発売予定の三レーベルの新刊の中から、このブログで紹介予定の作品についてお話したいと思います。 読書雑記:六月中旬から下旬にかけての個人的要注目な…

読書感想:私より強い男と結婚したいの2 清楚な美人生徒会長(実は元番長)の秘密を知る陰キャ(実は彼女を超える最強のヤンキー)

前巻感想はこちら↓ 読書感想:私より強い男と結婚したいの 清楚な美人生徒会長(実は元番長)の秘密を知る陰キャ(実は彼女を超える最強のヤンキー) - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、喧嘩は最強、しかし恋愛面はクソ雑魚。空回り気味のぽんこつな雫花と、…

読書感想:ママ友と育てるラブコメ

さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様。皆様は子供と言う存在はどのくらいの年齢が一番可愛らしいと思われるであろうか。誤解しないでいただきたいが別にロリコン的な意味合いで聞いている訳でもないし、私はロリコンではない。単純に可愛い、愛でるな…

読書感想:純白令嬢の諜報員 改編II.審判の時

前巻感想はこちら↓ 読書感想:純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、敬虔な狂信者、もといロザリンド絶対主義なラプターであるが、彼からすれば許せない事は無論、ロザリンドが不幸の中で死ぬ事である。しかし、それは物…

読書感想:クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻の感想の中で私はこの作品を「きらら的ラブコメ」と評した次第であるが、実際の所このラブコメは正に青春的で瑞々しい。心では思…

読書感想:霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で「かみさま」のいない世界の中をあてもなく、ただ二人だけで生きていく為に何処へ行くとも知れず。「かみさま」の死んだ混乱を突き、逃走を始め…

読書感想:魔女と猟犬3

前巻感想はこちら↓ 読書感想:魔女と猟犬2 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、随分とこのシリーズの感想を書くのも久しぶりな気がするが、前巻は果たしていつ刊行されたのか、というと何とちょうど一年前である。なのでこういう言い方をしてしまうと荒れか…

読書感想:一日百回(くらい)目が合う後輩女子マネージャーが想っていること

さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様は部活動と言う物に青春を賭けられた事はあるであろうか。仲間と時にぶつかり合い、切磋琢磨し。大きな一つの目標の為に皆で頑張る。それは正に青春の香りのするかけがえのない一時である。そんな時間を、画面の前…

読書感想:じつは義妹でした。3 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~

前巻感想はこちら↓ 読書感想:じつは義妹でした。2 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~ - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で私はこの作品、ひいてはシリーズを弾けるようなラブコメ、と言ったと思うが勿論その部分は間違ってはいない筈。…

読書感想:うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。 もう俺はダメかもしれない。

さて、この作品の感想を書いていく前に、まずはこの作品のタイトルを見てみてほしい。「ギャル」ではなく「ぎゃる」である。先に言ってしまうがこれは作中における変換ミスである。しかし、この作品を読むと何処か納得できるものがあるのかもしれない、とい…

読書感想:高嶺さん、君のこと好きらしいよ

さて、人の噂も七十五日、なんて言うけれど実際の所は七十五日もかからず消えていくものである。しかしそれはあくまで口伝いでしかない。現代においてはSNSという厄介なものが存在し、そこに残った噂はデジタルタトゥーとして簡単には消えぬものである。…

読書感想:変人のサラダボウル3

前巻感想はこちら↓ 読書感想:変人のサラダボウル2 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、まるで水のようにするりと飲みこめる、若干コンパクトなページ数の中にこれでもかと混沌を詰め込んだ今作品であるが、今巻においてはラブコメ色が強くなるらしい。しかし…

読書感想:顔さえよければいい教室 1.詩歌クレッシェンド

さて、「※ただしイケメンに限る」、「顔面偏差値」なんて言葉があるけれど、それは果たして正しい価値観なのだろうか。確かに顔面がイケてるのは大切かもしれない。しかし私見ではあるが先に言わせてもらうと、最後に問われるのはやはり人間性である。外見が…