電撃文庫

読書感想:ミリは猫の瞳のなかに住んでいる

瞳のなか、そこに宇宙が広がっていると言ったのは誰であったであろうか。それはともかく、何かの瞳の中を覗き込んでみた時、画面の前の読者の皆様は吸い込まれるような感覚を覚えられた事はあるであろうか。瞳の中に映っているのは、果たして本当に自分だけ…

読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。電撃文庫編。及びGA文庫編。

こんばんは。三月も始まり早くも一週間、そろそろ温かくなる気配に嬉しい真白優樹です。あとはまぁ・・・げふんげふん。さて本日は今週金曜日発売予定の電撃文庫の新刊と、購入予定が一作品しかないので来週火曜日発売予定のGA文庫の作品の中からこのブロ…

読書感想:男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 6. じゃあ、今のままのアタシじゃダメなの?

前巻感想はこちら↓ 読書感想:男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 5. じゃあ、まだ30になってないけどアタシにしとこ? - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、私は前巻の感想で次巻こそが正念場かもしれぬと書いた訳であるが、実際はどうなのか。…

読書雑記:三月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。三月になろうとしていますが読書計画を見ていたところ、前半が割と余白が多いと気付いた真白優樹です。まぁ何とかなるとは思いますが。さて本日は三月初旬から中旬にかけて発売される新刊の中から、個人的に要注目な新刊のお話をしたいと思いま…

読書感想:エンド・オブ・アルカディア3

前巻感想はこちら↓ 読書感想:エンド・オブ・アルカディア2 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で蔓延していた「エラー517」を克服する事に成功した秋人達であるが。画面の前の読者の皆様も彼等を取り巻く現状が如何に厳しいものかはご存じであろう。一…

読書感想:アオハルデビル2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:アオハルデビル - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、悪魔と願いに彩られ振り回される鮮烈な青春、というこの作品の趣旨は前巻を読まれた読者様であればご存じであると思うが、悪魔はまだまだ存在しており、悪魔に憑りつかれる心の…

読書感想:勇者症候群

さて、様々な作品で「勇者」というものが描かれている訳であるがそも勇者とは一体何なのであろうか。誰かの希望となる者か、輝かしき活躍をする者か。様々な描かれ方をするわけであるが、勇者を悪として描いている作品もあり。一概には答えは出ないし、正解…

読書感想:クセつよ異種族で行列ができる結婚相談所 ~看板ネコ娘はカワイイだけじゃ務まらない~

さて、結婚相談所を舞台としたラブコメ、というのはかの有名なガガガ文庫の「結婚が前提のラブコメ」、という作品が存在している訳であるが。そも、結婚とは何なのであろうか。違う価値観を許容し受け入れる事、と答えられる読者様もおられるかもしれない。…

読書感想:レプリカだって、恋をする。

さて、画面の前の読者の皆様は恐らくドラえもんをご存じの筈という前提の元に問うてみるが、皆様は「コピーロボット」というひみつ道具をご存じであろうか。詳細に関しては各自検索していただくとして、皆様の中でも社会人の皆様は、あの道具が欲しくなった…

読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。電撃文庫編。

こんばんは。最近twitterの調子が安定していない気がします、真白優樹です。さて本日は明日発売予定の電撃文庫の新刊の中から、このブログで紹介予定の作品についてお話したいと思います。 読書雑記:二月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。 …

読書雑記:二月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。バレンタインが近づいてる気がしますがまず最初にGA文庫の発売日というワードが思い浮かんだ私は多分関係ない真白優樹です。さて本日は、二月初旬から中旬にかけて発売される新刊の中から、個人的に要注目な作品についてお話したいと思います…

読書感想:声優ラジオのウラオモテ #08 夕陽とやすみは負けられない?

前巻感想はこちら↓ 読書感想:声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない? - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で先を往く半端者の先輩、めくるの本格的な覚醒も終わり、いよいよ夕陽とやすみの合同チーム「オリオン」と乙女率いる「アルフ…

読書感想:春夏秋冬代行者 暁の射手

前巻感想はこちら↓ 読書感想:春夏秋冬代行者 夏の舞 下 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻までを亜読まれている読者様であればこの作品における四季を司る「代行者」に課せられた悲しき宿命、というのはご理解頂けているであろう。無論、代行者となった…

読書感想:魔法史に載らない偉人2 ~無益な研究だと魔法省を解雇されたため、新魔法の権利は独占だった~

前巻感想はこちら↓ 読書感想:魔法史に載らない偉人 ~無益な研究だと魔法省を解雇されたため、新魔法の権利は独占だった~ - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で新たな基幹魔法である歯車大系を生み出した事で、その魔法の特許を狙い狙われる事になって…

読書感想:少年、私の弟子になってよ。 ~最弱無能な俺、聖剣学園で最強を目指す~

さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様。創作の世界においては様々な師匠キャラがいると思うが、皆様は師匠キャラと聞いて連想されるのはどんな人物像であろうか。厳しく接しながらも時に優しく、いざという時には守ってくれる師匠だろうか。それとも、…

読書感想:わたし、二番目の彼女でいいから。5

前巻感想はこちら↓ 読書感想:わたし、二番目の彼女でいいから。4 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻までが一区切り、修羅場に修羅場を重ねて煮詰め、地獄をこれでもかと描いて見せた今作品であるが、今巻からが新たな始まり、大学生編である。前巻の終…

読書感想:ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います6

前巻感想はこちら↓ 読書感想:ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います5 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻までの戦いの中で幾多の魔神を打ち倒し、人の身でありながらも神域スキルを発動させたジェイドと、神域スキルのそ…

読書感想:Mother D.O.G

愛する者を、愛を信じて殺せるか。というどこかのアニメのキャッチフレーズはともかく、画面の前の読者の皆様は例えば自分が手塩にかけてプレイしたゲームのデータを躊躇わず消す事が出来るであろうか。まるで自分の子供のよう、とは言わずとも少なからず思…

読書感想:不可逆怪異をあなたと 床辻奇譚

さて、怪異というものに画面の前の読者の皆様は惹かれた事はあるであろうか。見たことのない物を見て見たくて、噂に惹かれて。怪異が出没する廃墟のような危ない所を訪れて見たことはあるであろうか。無論、最近の廃墟と言うものは二十四時間体制で監視され…

読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。電撃文庫編。

こんばんは。部屋の加湿器をつけようと思ったら気付かぬ間に壊れていたらしい真白優樹です。さて本日は、明日発売の電撃文庫の新刊の中からこのブログで紹介予定の作品についてお話したいとおもいます。 読書雑記:一月初旬から中旬にかけての個人的要注目な…

読書雑記:一月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。積読の数を数えていたら、どう考えても今年中に読み切れない事が判明しました真白優樹です。仕方ないので、冬休み中に読み切れるように頑張りたいと思います。さて本日は、十二月の終わりごろから一月の中ごろにかけて発売される新刊の中から、…

読書感想:虚ろなるレガリア4 Where Angels Fear To Tread

前巻感想はこちら↓ 読書感想:虚ろなるレガリア3 All Hell Breaks Loose - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻で魍獣の正体が元は人間、しかも日本人であると言うのが判明し、更には世界が崩壊した真実の一端も明かされたわけであるが、ここから先、何が明…

読書感想:豚のレバーは加熱しろ(7回目)

前巻感想はこちら↓ 読書感想:豚のレバーは加熱しろ(6回目) - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、もはや断るまでもないであろうが前巻までのストーリーを把握されている読者様がこの巻の感想を開いているものとして、今巻の感想を書いていくわけであるが。前…

読書感想:私の初恋相手がキスしてた3

前巻感想はこちら↓ 読書感想:私の初恋相手がキスしてた2 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、海と高空とそしてシホ。三人が作り出している三角関係に流れているのは、我々読者の情緒をこれでもかとかき乱しぐちゃぐちゃにしてくる、とんでもない愛の感情、と…

読書感想:ユア・フォルマ V 電索官エチカと閉ざされた研究都市

前巻感想はこちら↓ 読書感想:ユア・フォルマ IV 電索官エチカとペテルブルクの悪夢 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、恩師であるソゾンを殺した相手への復讐に燃える我らが友人、ハロルド。彼は忘れてはいけない、アミクスと呼ばれるロボットである。だが、…

読書感想:この△ラブコメは幸せになる義務がある。3

前巻感想はこちら↓ 読書感想:この△ラブコメは幸せになる義務がある。2 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、幸せになる義務があるこのラブコメ、しかし画面の前の読者の皆様はここまで読まれているものという仮定の下にここから語っていくわけであるが、前巻…

読書感想:あした、裸足でこい。2

前巻感想はこちら↓ 読書感想:あした、裸足でこい。 - 読樹庵 (hatenablog.com) さて、前巻を読まれた読者様がこの間の感想を開いていると言う仮定の下にここからの感想を書いていくわけであるが、前巻を読まれた読者様であれば、前巻の最後、巡ともう一度恋…

読書感想:優しい嘘と、かりそめの君

さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様は、誰か自分の知っている人の本心、引いて言うなら本当の姿と言う物をご存じであろうか。本当にその人の本質、実像を見れているであろうか。勝手なイメージから作られた虚像を押し付けたりはしていないだろうか。…

読書感想:天使な幼なじみたちと過ごす10000日の花嫁デイズ

さて、10000日とは一体どのくらいの年月であろうか。ざっと計算してみると約二十七年、一人の人間が生まれて、中年と呼ばれる年代に差し掛かるくらいの年月である。それだけの時間があれば、普通のラブコメであれば大体出会いから交際、結婚までいきついてい…

読書感想:パーフェクト・スパイ

さて、昨今の作品で言うとスパイと言えば某家族を連想される皆様も多いかもしれないし、007のような古き良きスパイ映画を連想される読者様もおられるかもしれない。では、パーフェクトなスパイとは一体何であろうか。どのような存在であれば、完璧と言えるの…