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読書感想：『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。２ - 読樹庵 (hatenablog.com)
夏だ、海だ、水着だ、（自主規制）だ。それはともかく、画面の前の読者の皆様の中でこの巻の感想を開いている読者様はこの作品を読まれていると言う前提の元でお話させていただきたい。この作品の主人公カップル、夏彦と未仔。あまりにもド安定のバカップル過ぎるが故に、先輩バカップルにお説教できるほどまでに愛が突き抜けているこの二人。既にド安定であるが故に、揺るがぬ心配はなく。が、しかし。何かお忘れではないだろうか？ 何かお気づきではないだろうか？
世界は彼と彼女とその友人達のみで形成される訳もなく。だからこそ周りを気にする必要もある。しかし安心してほしい。ちょっとここまでシリアス風味な前振りだったかもしれないが、そんな心配はないので。
「最近のミィちゃん、クラスで結構浮いてます」
深まる愛をこれでもかと見せつけるからこそ、周囲の遠慮を招いてしまい。
「ごめんね、こんなダメダメな彼女で」
「俺もダメダメなんだ！」
だがとりあえず、未仔の為にも距離をとってみたら期間が長くなるほどにお互いへの思いが募ってしまい、思わずお互いに対する禁断症状が出てしまう程に。お互い、一般的な感性から見ればドン引きな行動を暴露し合い。だが割れ鍋に綴じ蓋と言わんばかりに更に思い深まり。雨降って地固まると言わんばかりに更に絆を深める二人。
そんな二人を待っていたのは、夏休み。恋人同士であるならば様々なイベント満載の時間。そして家族も含め、海へと泊りがけの旅行に行くことになり。
海へと二人で飛び込んでみたり、未仔の水着が外れているのを見られて誤解されたり。積み重なっていく、ドタバタだけれど楽しい時間。
その時間の最中、夏彦の前に立ち塞がったのは妹である新那。未仔の親友でもあるからこそ譲れない、だからこそ未仔との時間をかけて勝負を挑み、夏彦もそれを承諾し。何故か未仔の褒め合いが響く、兄妹対決が幕を開ける。
だが、そんな二人の姿は未仔の望むところではなく。三人で仲良くしたいからこそ、仲間の力を借りてドッキリを仕掛けようと目論む。
その結果はもはや言うまでもないだろう。三人から始まったのだから、雨降って地固まるならば三人一緒なのだから。
夏休みという非日常に彩られたドタバタ、そんな中で更に甘さを増して突き抜けていくラブコメが映える今巻。
シリーズファンの皆様は是非。
きっと貴方も満足できるはずである。
『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。3 (角川スニーカー文庫) | 凪木 エコ, 白クマシェイク |本 | 通販 | Amazon
