読書雑記:十二月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。ワールドカップが始まりましたが、予選の組み分けを見ていると日本は毎回難易度ヘルモードな気がする真白優樹です。さて日本は無事に勝ち抜けるのでしょうか。そんな話題もともかく今回は、十二月初旬から中旬にかけて発売される新刊の中から、個人的に要注目な新刊についてお話したいと思います。今回はスニーカー文庫の新人賞作品がデビューされるという事で、スニーカー文庫が多めとなっております。

 

角川スニーカー文庫

 

 

・我が焔炎にひれ伏せ世界 ep.1  魔王城、燃やしてみた

 

・著:すめらぎひよこ先生 絵:Mika  Pikazo先生

 

それではまず最初の作品はこちら。こちらは第27回スニーカー大賞で「子ひつじは迷わない」以来の大賞を受賞された作品となります。かの暁なつめ先生にも絶賛されたこの作品は常識人な主人公がぶっ飛んだ仲間達に振り回されるツッコミ不足の異世界転生物語、に見せかけて主人公が一番ヤバい、ヤバい奴らによるコメディとの事。果たしてこの時代にコメディで大賞を受賞された作品という事で、どんな笑いがあるのか。とても楽しみです。

 

 

・腕を失くした璃々栖 ~明治悪魔祓師異譚~

 

・著:明治サブ先生 絵:くろぎり先生

 

二作品目はこちら。こちらは栄えある金賞を受賞された作品です。ラノベでは珍しい明治という舞台と、悪魔祓というあまり類を見ない職種と、腕を失くした悪魔という相棒。正に他に類を見ない設定が目を引きますが、この作品はどんな方向性のお話なのか。金賞の面白さに期待したいですね。

 

 

・僕らは『読み』を間違える

 

・著:水鏡月聖先生 絵:ぽりごん。先生

 

三作品目はこちら。こちらは銀賞を受賞された二作品のうちの一つとなります。この作品は青春もの、と見せて青春はミステリーと銘打った失恋の痛みと癒しを描いた作品との事。青春時代を過ごした全員が、事件の当事者で、犯人で、被害者、というのはどういうことか。ミステリーものの中でも珍しい切り口を感じられるので、その謎の描き方に期待したいですね。

 

 

・メンヘラが愛妻エプロンに着替えたら

 

・著:花宮拓夜先生 絵:Nardack先生

 

四作品目はこちら。こちらは銀賞を受賞されたもう一つの作品です。メンヘラ、もしくは地雷系、というのはヒロイン像として中々見かけないと思いますが、そんなヒロイン像としては避けられがちな像をメインに据えてどんなラブコメを描いていくのか。新感覚を期待したいですね。

 

 

・隣の席の中二病が、俺のことを『闇を生きる者よ』と呼んでくる

 

・著:海山蒼介先生 絵:海原カイロ先生

 

五作品目はこちら。こちらは特別賞を受賞された作品です。中二病なヒロイン、というとバイブルとなるのは「中二病でも恋がしたい」かもしれませんが、こちらの作品は中二病と暗殺者という二人が、誤解を重ねながらも惹かれ合うピュアなラブコメとの事。似ている作品を連想してしまうのは古のラノベ読みの癖かもしれませんが、果たしてどんなラブコメを見せてくれるのか。楽しみにしていきたいと思います。

 

HJ文庫編

 



・魔王軍最強のオレ、婚活して美少女勇者を嫁に貰う

 

・著:空埜一樹先生 絵:伊吹のつ先生

 

では続きましてはHJ文庫からの紹介です。こちらは同レーベルで「魔王使いの最強支配」シリーズを手掛けられている空埜一樹先生の新作となります。勇者を無力化するために魔王軍最強の人間が人間領に潜入したら、何故かお互いに初恋の相手である勇者と結婚していた、うんどういう流れなんでしょうね。そんな流れの結婚から始まるラブコメとはどんなものか。期待したいですね。

 

講談社ラノベ文庫

 

・勇者認定官と奴隷少女の奇妙な事件簿

 

・著:オーノ・コナ先生 絵:Ixy先生

 

では続きましては、講談社ラノベ文庫からの紹介です。こちらは第13回講談社ラノベ文庫新人賞の優秀賞を受賞した作品です。魔王の復活に備えるために、複数の勇者を認定して保護しておく世界で、奇跡と勇者復活を巡る本格ミステリとの事。異世界ですと魔法という便利なツールが絡んできますが、果たしてそこをどう本格ミステリに仕上げていくのか。期待したいですね。

 

電撃文庫

 

 

・天使な幼なじみたちと過ごす10000日の花嫁デイズ

 

・著:五十嵐雄策先生 絵:たん旦先生

 

では今度は電撃文庫からの紹介です。こちらはかの有名な「乃木坂春香の秘密」シリーズや「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」シリーズを手掛けられている五十嵐雄策先生の新作となります。三人の幼なじみとの日々、そして結婚が描かれるようですが10000日というと大体27年。果たしてそこまでかかる恋愛とはどんなものなのか。楽しみにしていきたいですね。

 

 

GA文庫

 

 

・『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで3

 

・著:岩柄イズカ先生 絵:maruma先生

 

それでは最後、GA文庫からはこちら。打ち切りの危機を不死鳥の如く乗り越えて、遂に完結の時を迎える今作品。果たして最後はどんな感じに結ばれるのか。期待したいですね。

 

以上、期待の9作品でした。では発売日を待ちましょう。