読書感想:【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。5

 

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読書感想:【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。4 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、かけがえのない絆で結ばれ過去も乗り越え、もはや無敵であると言わんばかりの遊一と結花の二人であるが、そんな二人が今巻で迎えるのはクリスマスである。もうご存じであろう、恋人同士の大切な日であるこの日にこの無敵な二人にはどんな展開が待っているのだろうか。しかしここまでこの作品を楽しまれてきた読者様であれば何となくお察しではないだろうか。この二人のラブコメは、割と遠回り気味であるという事を。

 

 

では今巻では何に触れていくのか。それは遊一の妹である那由についてである。毒舌気味で兄にも冷たい彼女は何を想っているのか。クリスマスが迫る中、同時に迫る彼女の誕生日。その準備をする中で、彼女の本心に迫っていくのが今巻なのである。

 

 無論、それだけではない。今巻にもまた結花の成長が溢れている。そもそもプライベート、遊一の前では可愛い素顔を魅せれているけれど、他の級友の前では中々冷たい一面しか見せれていない。その印象を変えるべく、今巻も結花が頑張るのである。

 

「いや、それは分かってるんだけど。それでもなんか・・・・・・嫌だったんだよ」

 

不器用なりに遊一に見守られながらも頑張る彼女。その姿を見、嬉しい反面、勘違いした友人の反応に嫉妬の感情を燃やし。そんな彼の姿に結花は悦び、更に絆は深まっていく。

 

「・・・・・・だめ、ですか?」

 

更にはインストアライブの為に訪れた北の大地で吹雪に飲まれ。緊急避難でラブホテルと気付かず避難したら、結花が掛かって危うく一線を超えそうになったり。

 

 騒動の中、近づく聖夜に望むのは家族で過ごしたい、という思い。けれど那由はどこか遠慮した様子で身を引こうとし、体調不良も推し隠して。心配して結花とのクリスマスデートから帰ってきた遊一と思いをすれ違わせてしまう。

 

「家族じゃんよ、私たち」

 

二人きりで向き合い、家族としての思いを那由は遊一にぶつけ。その告白を聞いた結花はまるで母親のように那由を包み込む。自分達は「家族」なんだから。頼りたい時は頼っていいし、甘えたい時は甘えてよいと柔らかく彼女を受け止める。

 

「まぁ・・・・・・昨日の夜は、俺がお願いを聞いてもらったしな」

 

 だからなのだろうか。遊一も思わず甘えてしまったのは。一般的に視れば散々なクリスマスなのかもしれない、けれどこの二人はこれでいい、これが正解なのだ。だって来年も再来年も、ずっとその先もあると信じられるから。チャンスはこの先、いつでも巡ってくるのだから。

 

確かに一つ、関係性が深まる音のする今巻。シリーズファンの皆様は是非。

 

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

【朗報】俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。5 (ファンタジア文庫) | 氷高 悠, たん旦 |本 | 通販 | Amazon