読書感想:一緒に剣の修行をした幼馴染が奴隷になっていたので、Sランク冒険者の僕は彼女を買って守ることにした2

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前巻感想はこちら↓

読書感想:一緒に剣の修行をした幼馴染が奴隷になっていたので、Sランク冒険者の僕は彼女を買って守ることにした - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻を読まれた読者様はこの作品のえっちな部分をもうご存じであろう。そんな読者様が今、この巻のこの感想を開いていると言う前提の元にここからの感想を書いていきたいわけであるが、皆様はリュノアとアイネがこのままの感じでいると思われるだろうか。素直になれぬけれど、何だかんだと両片思い。始まりの騒動、そして帝国からの追手。そんな難局を乗り越えて結ばれた二人が、これ以上燃え上がらぬなんて事が果たして、ありえるだろうか。

 

 

もうお分かりであると思われるが、その答えは否。恋人同士となった二人が燃え上がらぬ訳はなく。アイネに装備された「性属の首輪」の代償にも慣れてきたこともあり、何度も何度もと肌を重ねるうちに、更に恋の炎は燃え上がっていく。

 

「日に日にリュノアがその、Sっ気が強くなってるっていうか・・・・・・」

 

どんどんと感度も上がり、乱れる中で目覚めていく性癖。そんな二人が暮らすのは、王都から少し離れた所にあるルドロの街。リュノアが拠点としている町で暮らす中で訪れる平和な時間。

 

 しかし、画面の前の読者の皆様も何となくお察しであろう。一度退けたくらいで帝国が諦めるだろうかと。勿論、諦める訳もない。そして今回判明する事実が一つ。それは「性属の首輪」はどうも、思ったよりも重要なアイテムであるらしいとの事である。

 

依頼のバッティングにより遭遇した、リュノアの師匠であるラルハ。彼女が帝国の騎士から受けていたアイネ捜索の依頼。ある程度の事実を掴み、ルドロの街へ迫る追手の元に合流するのは、ジグルデと言う名の騎士。「気配殺し」の異名を持つ、英雄とも呼ばれる帝国最強の騎士の一人。

 

彼の手によりアイネが傷つけられ、怒りを力にリュノアは彼へと挑み。しかし、戦略的目標としてアイネを狙った一手を庇い、更なる深手を負ってしまう。

 

覚悟するのは己の死と言う最悪の展開。それでも彼女だけは逃げてほしい、しかしそれを彼女は拒む。もう守られるのは嫌だ、逃げたりしない、剣になると。

 

 その瞬間、アイネの内より出でしは新たな力。「色欲の魔剣」と呼ばれた、謎の力。

 

「だから、一緒に戦おう」

 

その力を手に、手負いのリュノアとアイネは並び立つ。こちらは満身創痍、相手は最強。だがしかし、隣に大切な人がいる限り。負ける道理はどこにもない。

 

 本格的な始まりとなり、世界観が整う今巻。無論、そんな王道の熱さだけではなく。拘束に始まり○○まで、更なる官能もまた溢れているのが今巻である。

 

前巻を楽しまれた読者様は是非。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

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