読書雑記:「GW特別企画」幼馴染ヒロインの魅力、幼馴染がヒロインだからこその良さについて私見のお話。

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こんばんは、連休四日目。早くも連休が終わる気配に、休みの日が早く過ぎると言う事を改めて実感している真白優樹です。さて、突然ですが下記の記事を見てみてください。↓

「特別企画」 同級生ヒロインの魅力、同級生がヒロインだからこその良さについて私見のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

という訳で、今回はGW特別企画四本目、前回の記事の続きとして幼馴染ヒロインについての良さを私見で紹介したいと思います。それはちがう、と思われる読者の皆様はどうか心置きなく否定なさってください。でも、もし否定されないという読者様はこの先も読んでみてください。

 

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読書感想:大親友が女の子だと思春期に困る ようこそ1000分の1秒の世界へ! - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

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読書感想:「私と一緒に住むってどうかな?」 1 見た目ギャルな不器用美少女が俺と二人で暮らしたがる - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

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読書感想:幼馴染で婚約者なふたりが恋人をめざす話 1 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

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読書感想:世界一かわいい俺の幼馴染が、今日も可愛い - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

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読書感想:男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 2. じゃあ、ほんとにアタシと付き合っちゃう? - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

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読書感想:あなたを諦めきれない元許嫁じゃダメですか?3 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、この記事においては上記六作品を参考文献として使用させていただくため、画面の前の読者の皆様は出来るならば上記六作品を出来れば紙媒体で読了してから読んでいただきたい。この記事を読み終えてからでも可とする。

 

・幼なじみヒロインの私見的魅力その① 「夢」であるからの面白さと甘さ。

 

さて、前回の記事で私は、同級生ヒロインを「現実」として例え、その面白さについて語った次第である。では、幼馴染ヒロインは一体、どんな存在であるか。それはもう、画面の前の読者の皆様もお察しなのではないだろうか。幼馴染、それは「夢」のようなものだと私は思う。

 

上記六作品の中において幼馴染であるヒロインは、それぞれ「幼馴染」であると共に、「大親友」、更には「婚約者」という属性を併せ持っている。では現実においてはどうだろうか。異性の「幼馴染」であれば、いるかもしれない。だが、「幼馴染」であり「大親友」な存在がいると言う方はどれほどおられるだろうか? ましてや「婚約者」という存在がいる方はどれほどおられるだろうか?

 

 そういった存在は滅多に、いやほぼいないのではないだろうか? そう、「現実」には存在しない、故に「夢」。夢のような存在だからこそ、読者はそこに夢を見るのだろう。そして、「夢」を見たいからこそ幼馴染ヒロインが持て囃され、面白いと流行するのかもしれない。そこにあるのは憧れ、希望。だからこそ面白い。魅力的に見え、実際に魅力を持っているのである。

 

・幼馴染ヒロインの私見的魅力その② 「既に完成している」からこその甘さ、そして拡張性。

 

 

 さて、二つ目の面白さを語る前に幼馴染がヒロインである作品を一作品、思い起こしてみてほしい。ヒロインと主人公の関係を思い返してみてほしい。その関係性は、既に完成してなかっただろうか。既に主人公と二人、軽妙な掛け合いや二人の世界を作ったりはしていなかっただろうか。

 

 そう、幼馴染とは作品の時間軸が始まる前に往々にして二人の時間を積み重ねていたりする。だからこそ、作品が始まった時に既に二人の関係性はある程度完成している。まるで既に出来上がったケーキのように。故に一からイベントを積み重ねる必要もなく、言わばフライングした状態から関係性を始められるのである。

 

例え疎遠になっていても、一からやり直す必要もない。永い事積み重ねた経験や関係はそう簡単には忘れない。身体が覚えていると言う感覚をご存じの読者様もおられるだろう。だからこそ、初めから甘く、時間と手間がかからない面白さがあるのである。

 

更に、例えば上述した通り「婚約者」という属性を「幼馴染」ヒロインに付与する事が出来るとする。その場合、未成年であるならば両家の承認が必要であろう。だが、既に気心の知れて家族ぐるみの付き合いであるのなら、その関係性を付与する事も容易く済む。

 

若しくは、疎遠となった幼馴染同士が何らかのきっかけによりまた仲を取り戻す、そんなラブコメを読まれた読者様もおられるだろう。では、疎遠となったのが「同級生」であるならどうか。よほど深い付き合いでもない限り、関係性を一から築き直すのは結構な労力を伴うかもしれない。だが、前述した通り「幼馴染」であれば。仲の良かった頃を身体と心で覚えていれば、すぐにまた仲良くなれる。更に、関係性をやり直すと言う展開にはもどかしさとそれに伴う甘さが存在する。だからこその面白さもある。

 

もうお察しではないだろうか。「幼馴染」だからこそ付与できる属性があり、作れる関係性がある。ステップを幾つも飛ばせるお手軽な関係と言うだけではない。様々な属性を付与できる拡張性もまた幼馴染ヒロインの良さなのだと私は思う。

 

総括して言うなれば、既製品。だが完成された甘さがある。故にこそそれが魅力となり、今のラブコメ界で人気を博しているのだと私は思う。

 

ここまで読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。もし興味が湧かれましたら、ぜひ幼馴染ヒロインの作品を読んでみてください。出来れば上記の作品を。

 

 

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追記:そして、幼馴染ヒロインが好き、今好きになったという読者の皆様は、今週土曜日発売のこちらの作品も読んでみてください。今、私が一番期待している幼馴染ヒロインの作品です。