読書感想:淫魔追放3 ~変態ギフトを授かったせいで王都を追われるも、女の子と〝仲良く〟するだけで超絶レベルアップ~

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:淫魔追放2 ~変態ギフトを授かったせいで王都を追われるも、女の子と〝仲良く〟するだけで超絶レベルアップ~ - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、最近続刊の発売がなく、それどころか赤城大空先生の名前も見かけなかった気がするが、何があったのかは今巻の後書きを見てみてほしい。赤城大空先生、何かに呪われているのか? と言わんばかりの厄介事に連続して見舞われているので。それはともかく、一年振りの続刊となる今巻であるが。前巻までのあらすじは巻頭に載っているので、ご安心いただきたい。

 

 

では前巻、「女帝旅団」のボスであるステイシーを隷属関係に堕としてしまったエリオはどうするのか、という話であるが。面倒事、というよりこの街で暮らしていく中で、もはやお分かりであろう。注目株となるのは避けられぬ、という事が。残り二つの旅団も接触してくるのが今巻なのである。

 

「そんなこと言って、仲良しの口実が欲しいだけだよね!?」

 

前巻で覚醒した「ヤリ部屋生成」のスキル。アリシアとの幾度もの「仲良し」の中でその能力を探る中、何とこのスキル、実質巨大なアイテムボックスのようなものと判明する中、三つの旅団の一つ、「戦姫旅団」のリーダー、ソフィア(表紙左)とダンジョンの中で出会い。危うく襲われかけるも、空腹だった彼女に料理をご馳走した事で、気に入られ。その後、「女帝旅団」のナンバー2、リザを「仲良し」により返り討ちにした後。今度は壊れぬ武器を作ってもらい、また新たな探索が始まる。

 

 

・・・・・・と、思いきやここで今巻の波乱の気配が渦巻き始める。それは新たに発現した制御できぬスキル、「自動変身」が齎すものではなく。いきなり現れた獅子王旅団の長、獅子王が告げるもの。それはソフィアたち「戦姫旅団」が不穏な動きをしているもの。少し前、いきなり帰還したソフィアによる大規模な粛清により掌握されたその旅団が何をしようとしているのか。それは間もなく明らかとなる。 突如訪れるダンジョン崩壊の危機、溢れ出す魔物。 それこそはソフィアの、全てを破滅させたいと言う思いにより。

 

「僕はいまからあなたを―――あなたの罪を犯す」

 

その裏、糸を引くのは謎の闇。それを晴らすべく、炸裂するのである。エリオの男根の新たな可能性が。絵面にすると、多分割と最悪な方であろうものが。

 

相変わらずのひきつる笑いの方向に突き進む中、何かが起きる予感が高まる今巻。前巻を楽しまれた読者様は是非。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

Amazon.co.jp: 淫魔追放~変態ギフトを授かったせいで王都を追われるも、女の子と”仲良く”するだけで超絶レベルアップ~ (3) (ガガガ文庫 ガあ 11-31) : 赤城 大空, kakao: 本