さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様。NTRと書いて寝取りと読む、そんな創作のジャンルを好まれる方はどれくらいおられるだろうか。寝取りは嫌い、だけど愛のある寝取りなら許せる。そんな読者様はどれほどおられるだろうか。
ここ数十年ほどの間に、「ダンジョン冒険者」という新しい職業が確立されたとある異世界。この世界のダンジョン、その最奥は正しく桃源郷の別世界。金銀財宝ざっくざくの空間であると言う。
そんな迷宮の奥深く、お宝の一つに「禁忌の魔本」と呼ばれるお宝があった。かのお宝の効能、それは読むだけでどんな人間でも固有のスキルや存在しないと思われていた魔法を身に着けられ、ジョブの力を得られるというすさまじい力である。
その力を手に入れたいと願う、一人の少年がいた。彼の名はマルス。三十歳を目前に死亡しこの異世界へと転生してきた少年である。
彼が禁忌の魔本を手に入れたいと願う理由は只一つ。それは愛する奴隷のエルフの美少女、リリア(表紙)の為である。
「―――ご主人様は私に甘すぎると思います!」
何処か拗ねたように膨れる顔も、少し怒ったように笑う顔も可愛くて。
だがしかし、エルフの寿命は千年を超える事もざらにある種族である。対し、マルス達人間はどう足掻いても百年ほどしか生きられぬ。リリアの顔にしわが一つ増える間も生きられぬ、いずれ寿命差で置いていってしまう事が確実なのである。
だからこそ、「禁忌の魔本」を探す。寿命を増やしリリアと生きていく為の手段が見つかると信じ。
そんなマルスには一つの特徴があった。それは男という性としての魅力が弱いこの世界の男達と違い、マルスは簡単に言ってしまうと巨根で絶倫な、雄としての強さが半端ではなかったのである。
そんな男としての優位性を全てリリアとの情事に用い、官能小説もかくやと言わんばかりの睦事を所かまわず各所で繰り広げ。
「わ、わたしを奴隷にしてください・・・・・・!」
更には、男としての魅力と優しさに惹かれ寄ってきた、他パーティの魔法使いであり、オナニー好きな痴女、ハヅキを寝取って奴隷として仲間としたり。
「決まってる。あいつを倒すのさ。まぁ見てな。―――『雷鳴』を見せてやるから」
だが、肝心な所はしっかりと、隠れた最強らしく決めて見せる。まるで何処かの光の巨人のように、一番の初歩を突き詰めて得た一つの究極形の力で。
そんないちゃいちゃと両想いの甘々、そしてまるで絡み合い溶けていくかのような濃厚な性描写と、強敵との戦いの熱さが同時に楽しめるのがこの作品である。
性描写が大丈夫な読者様、強敵との戦いの熱さを楽しみたい読者様にはお勧めしたい。
きっと貴方も満足できるはずである。
エルフ奴隷と築くダンジョンハーレム ―異世界で寝取って仲間を増やします― (ダッシュエックス文庫) | 火野 あかり, ねいび |本 | 通販 | Amazon