読書感想:刻をかける怪獣

 

 さて、タイムリープ、特に「死に戻り」と言われる能力と聞いて画面の前の読者の皆様が思い浮かべられるのは某リゼロの主人公であろう、大体は。では画面の前の読者の皆様にお聞きしてみたい。皆様はもし自分が「死に戻り」の力を得たとして、何回までなら耐える自信があるであろうか? 例え幾万回繰り返したとして、耐えられる自信はあられるであろうか?

 

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読書感想:拷問魔女

 

 さて、「拷問」と聞くと画面の前の読者の皆様はネガティブなイメージをされるであろうし、恐らく実際そのイメージは間違っていない筈である。最新の拷問は電子機械やらレーザー兵器なども使われているらしいが、古来より最も有名な拷問と言えば何であろうか。「鉄の処女」か、「ファラリスの牡牛」辺りであろうか。何故こんな前書きになっているのかと言われると、この作品のタイトルを見ていただければお分かりであろう。つまりはそう言う事であり、この作品においては「拷問」という要素が重要になってくるのである。

 

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読書感想:幾億もの剣戟が黎明を告げる2 ひねくれ銃手と車椅子の魔弾

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:幾億もの剣戟が黎明を告げる1 無敗の剣士と夜を斬る少女 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻で圧倒的な力を垣間見せ、それどころか新たな力まで手に入れたヤクモとアサヒ。しかし彼等は未だ未熟である。彼等の放つ幾億もの剣戟がいつか黎明を告げるとしても、まだ彼等は未熟なものであり最強の一角にすら届いていない。だが魔族達は待ってくれない。いつでも退屈しのぎに人間を滅ぼすべく、機会を伺っているのである。

 

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読書感想:聖剣学院の魔剣使い10

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:聖剣学院の魔剣使い9 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻でこの世界のレオニスが知らぬ歴史と言うものに触れた事で、世界観というものに深まりが出た本作品であるが、そもそも最も大きな謎、というものはすぐ側にあると言っても過言ではないと言ってもいい、というのは画面の前の読者の皆様もご存じではないだろうか。

 

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読書感想:ブラックな騎士団の奴隷がホワイトな冒険者ギルドに引き抜かれてSランクになりました7

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:ブラックな騎士団の奴隷がホワイトな冒険者ギルドに引き抜かれてSランクになりました6 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻で「アステアの徒」と呼ばれる狂信者達により帝国が支配され、その支配から帝国を奪還する為にジードは仲間と共に動くことを決めた次第であるが、ここで一つ、画面の前の読者の皆様に聞いてみよう。皆様はジードの「家族」、特に両親と言うものについて気になられた事はあられるであろうか。今までの過去が謎、そんな彼も人の子であるという事は、親がいると言う事である。では彼の親とはどんな存在なのであろうか。

 

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読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。角川スニーカー文庫、HJ文庫、講談社ラノベ文庫、ヒーロー文庫編。

こんばんは。名古屋も空梅雨のまま梅雨明けし暑さに辟易としております、真白優樹です。さて暑さにも負けず発売日が迫る今日この頃、六月三十日から七月一日にかけて発売される新刊の中から、このブログで紹介予定の作品についてお話したいと思います。

 

読書雑記:七月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

一部作品は上記の記事で少しだけ深堀しておりますので、宜しければご覧ください。

 

角川スニーカー文庫

 

 

・男嫌いなクラスの美女が、実はブラコンだと知ってしまった結果。

 

・著:ミヤ先生 絵:むにんしき先生

 

ではまずはこちらの作品から。こちらは上記の記事でも少しだけ深堀した、漫画エンジェルネコオカさんの原作である作品です。果たしてブラコンとシスコンのもどかしいラブコメはどんなものになるのか。甘酸っぱさを期待したいと思います。

 

 

・刻をかける怪獣

 

・著:メソポ・たみあ先生 絵:bun150先生

 

二作品目はこちら。こちらも上記の記事で少しだけ深堀しました新作です。果たして怪獣としての力を振るい何度も繰り返す悲劇を乗り越える事は出来るのか。熱い戦いを期待したいですね。

 

 

マッチングアプリで元恋人と再会した。

 

・著:ナナシまる先生 絵:秋乃える先生

 

三作品目はこちら。こちらは「会社員とJK、お隣さん1年目。」という作品を手掛けられていたナナシまる先生の新作となります。マッチングアプリで繋がった二人の少女との間で繰り広げるラブコメとはどんなものか。期待していきたいですね。

 

 

・ラブコメ漫画に入ってしまったので、推しの負けヒロインを全力で幸せにする2

 

・著:shiryu先生 絵:バラ先生

 

四作品目はこちら。オリジナルの展開への道を開き、更にいちゃいちゃが高まっていく今巻。物語を歪めると修正力が働く気もしますが、何かしらの試練はあるのか。期待していきたいと思います。

 

 

・忘れさせてよ、後輩くん。2

 

・著:あまさきみりと先生 絵:へちま先生

 

五作品目はこちら。受験勉強の季節が始まり冬莉と過ごす時間が増える中、また謎の現象が訪れる今巻。果たして今巻ではどんな切なさを拝めるのか。期待していきたいですね。

 

HJ文庫編

 

 

・絶対魔剣の双戦舞曲1 ~暗殺貴族が奴隷令嬢を育成したら、魔術殺しの究極剣士に育ってしまったんだが~

 

・著:榊一郎先生 絵:朝日川日和先生

 

続きましてはHJ文庫からの紹介です。まずはこちら、上記の記事でも少しだけ深堀しました様々な人気作品を手掛けられている、榊一郎先生の新作となります。果たして魔術が絶対の世界で魔剣でどう道を切り開いていくのか。期待していきたいと思います。

 

 

・中卒探索者の成り上がり英雄譚1 ~2つの最強スキルでダンジョン最速突破を目指す~

 

・著:シクラメン先生 絵:てつぶた先生

 

二作品目はこちら。こちらも上記の記事で少しだけ深堀しました作品となります。果たして最底辺から二つのスキルでどう成り上がるのか。楽しみですね。

 

 

・召喚士が陰キャで何が悪い2

 

・著:かみや先生 絵:comeo先生

 

三作品目はこちら。いよいよ召喚獣も得て本格的に始動する中、アッシマーとの雇用期限の終わりが迫る今巻。本格的な始動となるであろう今巻では、どんな動きがあるのか。期待していきたいと思います。

 

講談社ラノベ文庫

 

 

・転生したら第7王子だったので、気ままに魔術を極めます5

 

・著:謙虚なサークル先生 絵:メル。先生

 

では最後に講談社ラノベ文庫からの紹介です。まずはこちら。魔物の大暴走が迫る中、数の少ない弱兵を率いて戦う事になる今巻。果たして今度はロイドのどんな力と探求が見れるのか。楽しみです。

 

 

・おお魔王、死んでしまうとは何事か2 ~小役人、魔王復活の旅に出る~

 

・著:榊一郎先生 絵:鶴崎貴大先生

 

続いての作品はこちら。久しぶりの続刊となる今巻は、いよいよ目的地に近くなる中でメルダの身体に変化が生じ、クレトが一つの選択を強いられるとの事。果たして今巻ではどんなお話が待っているのか。期待していきたいと思います。

 

 

・初恋だった同級生が家族になってから、幼馴染がやけに甘えてくる2

 

・著:弥生志郎先生 絵:むにんしき先生

 

三作品目はこちら。 聖夜祭が迫る中、日向が何故か月乃にそわそわしだす今巻。果たして今巻では恋路はどうなるのか。楽しみにしていきたいですね。

 

 

・英雄と魔女の転生ラブコメ

 

・著:雨宮和希先生 絵:えーる先生

 

四作品目はこちら。初めての夏休みが来る中、初めての恋に振り回される今巻。果たして前世も因果も乗り越えて結ばれる事は出来るのか。楽しみです。

 

ヒーロー文庫

 

 

・拷問魔女

 

・著:中野在太先生 絵:とよた瑣織先生

 

それでは最後はヒーロー文庫の紹介です。こちらは「康太の異世界ご飯」シリーズで有名な中野在太先生の新作となります。果たして、拷問と言う物騒な単語が絡んでくるガールミーツガールとはどんなものなのか? 怖いけれど楽しみです。

 

以上、期待の十三作品でした。では発売日を待ちましょう。

読書感想:暗殺者は黄昏に笑う2

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:暗殺者は黄昏に笑う1 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 この才能も感情も、捧げる先はただ一つ。自身が守るべき対象として見出した「天使」の少女、ミルを守る為に自分達にとっての平穏を脅かす者は、例え知己の相手でも必ず殺す。知聡ことチサトの生き方は前巻を読まれた読者様であればもうご存じであろう。しかし、そんな生き方はいつまで続くのであろうか、と画面の前の読者の皆様は思われたことは無いであろうか? 逃れられぬ殺しの才能、それを振るうごとに自らの心を殺し切り捨てているようなもの。そんな生き方はいつまで続くのだろうか。

 

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