読書感想:俺のスマホに心の声が漏れちゃう残念美少女たちが可愛すぎる1

 

 さて、時に画面の前の読者の皆様。皆様もスマホはたぶんお持ちであろう。スマホというのは技術の進歩はすごい物があり、今や三つ折りのスマホというのも登場しているらしいのだが、皆様はスマホをどのくらいの頻度で買い替えられるであろうか。私はかれこれ四年はたぶん買い替えていないと思うが、買い替えの頻度としてこれは多分、少ない方なのであろう。

 

 

ではこの前書きからこの作品の感想にどう繋がっていくのか、というと。この作品に重要な要素はスマホ。無論今の現代社会にとっては必要不可欠であるが、ヒロインのお悩みを解決するためにも重要なのである。

 

美魔女な母親、美咲と美人な姉の奈央、妹の千歌に時々家族としての距離感を間違えている勢いで溺愛されているせいで、女慣れしすぎて逆に二次元の女性に嵌っている少年、蓮。ある日、推しの宇宙人系Vtuber、サラの配信を見ていたら今配信しているのがどうも家の近くの浜辺らしい、と気づき。興味のままに行ってみると、何と本物の宇宙船に吸い込まれてしまい。戻るために探索したところ、コールドスリープ装置らしき物の中、眠るサラに遭遇する。

 

「私を助けるために、幸せエネルギーを集めてください!」

 

話を聞いてみれば、どうも宇宙船の故障で不時着したという設定はマジ、サラは本物の宇宙人であり。宇宙船の機能で意識だけを電脳世界に飛ばし、人々が幸せを感じた時に集まる「幸せエネルギー」を集めて宇宙船の自己修復機能を使いたいらしく。蓮のスマホに、周りにいる人間の心の声が聞こえる「ココロン」というアプリを入れて手伝ってほしいとお願いしてきて。蓮は引き受けようとしたのだが、サラが早とちりして暴走して、蓮を洗脳改造しようとしてきて。彼女が放ってきた触手を心の声に従い避けていたら、間違えて自爆スイッチを押してしまい。結果、一先ずサラは蓮のスマホに同居することになり。当初の予定より幸せポイントは多量に必要になったけど、一先ず頑張る事に。

 

【・・・・・・私も、友達が欲しい】

 

一先ず登校、そこでサラが見出したのは、転校一週間ながらに学園一の美少女と呼ばれている小恋(表紙)。ココロンに聞こえてきた彼女の心の声は、友達が欲しいというもの。なればさっそく行動を。学園一の人気者のギャル、千春や蓮との将来の結婚を公言する天才少女、淡の手を借りたりしつつ。何故か気障なアプローチになってしまったり、小恋のパンチラを防ぐ羽目になったりしつつ。

 

「・・・・・・それなら、俺で練習したらいい」

 

まずは友達の練習、という形で。少しずつ時間を増やし、友達の輪を増やして。

 

「と、友達に、なって、ください」

 

皆で海に行って、きちんと向き合って。練習ではなく、本当に友達になって。その先、きちんと自分に向き合ってくれた蓮に、小恋は淡い恋の思いを抱いていくのである。

 

何だかんだと振り回されながらも誰かのために頑張れる、そんな主人公が眩しいこの作品。主人公に好感を持ちたい方は是非。きっと貴方も満足できるはずである。

 

俺のスマホに心の声が漏れちゃう残念美少女たちが可愛すぎる 1 (オーバーラップ文庫) | 美月 麗, Sak |本 | 通販 | Amazon