読書感想:【悲報】リストラされた当日、ダンジョンで有名配信者を助けたら超絶バズってしまった1

 

 さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様。皆様はリストラ、もとい首を切られた事はあるであろうか。多分、ないという方しかおられないであろう。首を切られると言うのはそれなりの理由がある筈であり、そして今の世の中そう簡単に首は切れない訳で。そういう事で首を切られた経験のある読者様はおられない筈であろう。あるとしたらよっぽどのブラック企業か何かかもしれない。この作品はそんな、リストラから始まる英雄譚なのである。

 

 

ダンジョンが普通に存在し、ダンジョン攻略を配信という行動がエンタメとして認知されている、とても簡単に言うとダンジョン配信ものの基本的な世界。超ブラックな配信会社、ブラックカラーに所属している、裏方作業を担当する二十九歳会社員、クロウ(表紙左下)。だが彼は、最新型AIドローンを導入するから、と腹黒く傲慢で狡猾、というまぁクズの役満な若手社長、アサトにリストラを宣告されてしまい。最後にドローンに仕事を引き継ぐため、会社所属の有名配信者、ミクルのサポートを最後に行う事に。

 

だがそんな中、巻き起こるのはイレギュラーな事態。本来出現するはずのない魔物に襲われていたのは大人気JK配信者、リンネ(表紙右上)。彼女を救うため業務を放り出し、己が秘めていたスキル、「魔眼バロル」も解放し魔物は討伐し。予定通り首になってしまう。

 

「キミを我がジェスター社に迎えたい」

 

しかし、捨てる神あれば拾う神あり、とでも言うのか。訪ねてきたのはリンネ。彼女が持ってきたお誘いに乗り都内の高層ビルに行ってみれば、そこで待っていたのはダンジョン関連大手、「ジェスター社」の社長であるヨル(左上)。彼女の言葉に久しく忘れていた、誰かに必要とされる感覚を思い出し、心が熱くなって。その誘いに応じ、ジェスター社の配信者になる事に。

 

コンビとなるリンネ、当然受け入れぬファンもいて。だがファンたちは知っていく。クロウのぶっ飛んだ、それこそ人外的な強さと、根っこは庶民的でリンネを立てる事も忘れない謙虚さを。火が付いたように、どんどんと人気になっていくクロウとリンネのコンビ。 対し、ミクルはダンジョン内で瀕死の姿をさらすという配信事故を起こしてしまったり、と追放した奴等は少しずつ凋落を始めていく。

 

「あなたのその腐り切った悪意、私が今から断ち切ります」

 

それを少しだけ心配しつつも、振り返ることはなく。ヨル社長の願い、も聞き改めて協力する事を選び。配信活動の中で遭遇していくのは一連のイレギュラーを起こしている黒幕。勝手な腐り切った悪意に激怒し、初めてブチ切れて戦って。更なる人気を得、より英雄として人気者になっていくのだ。

 

ダンジョン配信ものとして真っ直ぐな面白さがある、心熱くなるこの作品。真っ直ぐなダンジョン配信ものを見てみたい方は是非。きっと貴方も満足できるはずである。

 

【悲報】リストラされた当日、ダンジョンで有名配信者を助けたら超絶バズってしまった 1 (HJ文庫) | 三月菫, 丈ゆきみ |本 | 通販 | Amazon