読書感想:このライトノベルがすごい!2025

 

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読書感想:このライトノベルがすごい!2024 - 読樹庵

 

 さて今年もいよいよあと約一ヶ月、今年の大ニュースとは何だったか振り返ってみると、トランプ大統領再選か、大谷選手の大躍進、くらいしか思いつかない気がする。と言う訳で今年もやってきましたラノベオタクたちの推しの祭典。しかし今年は発表方法が変わったのか、既に各レーベルからのポストで結果の一部が判明している訳でこの記事の有用性も半分くらいは飛んでいる気がするのだが。とにもかくにも今年のランキングを見ていこう。この先はとりあえずネタバレ注意である。

 

 

ではまずは去年のランキング、トップ10を見ていこう。

 

一位:お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

二位:死亡遊戯で飯を食う。

三位:時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

四位:バスタブで暮らす

五位:透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。

六位:ステラ・ステップ

七位:僕らは『読み』を間違える

八位:恋人以上のことを、彼女じゃない君と。

九位:週に一度クラスメイトを買う話 ~ふたりの時間、言い訳の五千円~

十位:探偵はもう、死んでいる。

 

去年のランキングはこんな感じである。では今年のランキングをここから出していくがこの先はネタバレとなるので、もう一度格納させていただく。

 

 

 

一位:負けヒロインが多すぎる!

二位:誰が勇者を殺したか

三位:時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

四位:こちら、終末停滞委員会。

五位:お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

六位:白き帝国

七位:この物語を君に捧ぐ

八位:義妹生活

九位:星が果てても君は鳴れ

十位:【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?

 

マケイン、ロシデレ、義妹生活。アニメが放映され大人気となった作品が今年はトップ10に名を連ねており、特にマケインは絵師であるいみぎむる先生がリコリコことリコリス・リコイル効果もあってかキャラ、イラストレーターのランキングでも上位に入っているなど正に負けヒロイン無双、と言えるかもしれない。今年初ランクインとなった作品も、旧Twitter等で人気を博し話題となった作品が中心であり、今年は割と皆様の予想通りのランキングとなった、のかもしれない。

 

トップ10のランクイン作品を見てみると、誰が勇者を殺したか、この物語を君に捧ぐ、星が果てても君は鳴れ等、今年は感動する系の作品が多くみられ、今年は感動系が読者様の人気を集めた、と言えるのだろうか。またベスト50の中を見ていくと、十二位「ほうかごがかり」、四十二位「夏に溺れる」等のラノベでは中々見ないジャンルの作品が見られ、ミステリーものがいくつか見られた昨年ランキングからの移り変わりを感じるのではないか。

 

ブコメとしてはどうかとみると、二十二位「宮澤くんのとびっきり愚かな恋」、二十八位「これはあくまで、ままごとだから」等の不純、背徳もののランクインが見られ最近のラブコメの風潮の一つ、毒のあるラブコメが受け入れられていると感じる。

 

 

ラノベの歴史二十年、変わった事もあったし変わらなかった事もある。そんな節目のランキングの今年は、割と順当なランキングとなったのではないだろうか。

 

では最後に私が今年投票した作品はランクインしたのか見ていこう。

 

一位:さんかくのアステリズム(圏外)

二位:誰が勇者を殺したか(二位)

三位:極東救世主伝説(圏外)

四位:こちら、終末停滞委員会。(四位)

五位:これが魔法使いの切り札(圏外)

 

今年はトップ10の中に二作品がランクインすると言う結果に終わった。しかしこれが魔法使いの切り札、が圏外になったのは驚きである。

 

さて来年のこの感想ではどんな作品に出会えるのか。期待していきたい。