読書感想:高嶺の花には逆らえない

 

 さて、「高嶺の花」とは何を以て高嶺の花と言うのか。それは色々あるかもしれないが、答えの一つとして不可侵性をあげられる読者様はどれだけおられるだろうか。触れられぬからこそ届かない、故に高嶺の花。そして届かぬからこそ、高嶺の花が考えていることは分からない。ではこの作品における「高嶺の花」、学校一の美少女であるあいり(表紙)は何を考えているのだろうか。その心にあるのは只一人への愛、そして同時に隠し切れぬ闇が介在しているのがこの作品なのである。

 

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読書感想:痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった6

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった5 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、ここまですれ違ってきた諒と姫奈であるが、段々とすれ違いも収まってきたというのは画面の前の読者の皆様も何となくお気づきではないだろうか。しかし、ラブコメがままならぬように、現実もままならぬものである。それもまた仕方のない事かもしれない。彼等は未だ子供であり、何の力も持っていない存在だから。そして心は止める事は出来はしない。簡単に恋心を諦める事が出来たのならば苦労しない、というのは画面の前の読者の皆様もご存じであろう。

 

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読書感想:小悪魔少女は、画面の向こうでデレている2

 

読書感想:小悪魔少女は、画面の向こうでデレている - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、素直になれずすれ違い、勘違いですれ違う。画面越しの恋だからこそ、お互いの事が本当の意味で分からない。そんな文人と千夜の恋であるこの作品は、果たして今巻ではどんな色を見せていくのか。早速期待しながら今巻の感想を書いていきたい。

 

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読書感想:ひきこまり吸血姫の悶々8

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:ひきこまり吸血姫の悶々7 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、ひきこもりたいけれどこもれない、そんな我らが主人公であるコマリであるが、前巻の最後に巻き起こった大変な事態を画面の前の読者の皆様はご記憶されているであろうか。 魔核の破壊、それ即ち世界崩壊の第一歩であり、世界の均衡を崩しかねないもの。だがしかし、それは「常世」への扉を開く鍵。そんな訳で、「常世」に転移してしまった事から今巻は幕を開けていくのである。

 

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読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。富士見ファンタジア文庫編。

こんばんは。五月も早くも半分が過ぎ、そろそろ蚊も飛び始めようかと言う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。真白優樹です。さて本日は今週金曜日発売予定の富士見ファンタジア文庫の新刊の中から、このブログで紹介予定の作品についてお話したいと思います。

 

読書雑記:五月中旬から下旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

一部作品は上記記事で少しだけ深堀しておりますので、宜しければご覧ください。

 

 

・隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない

 

・著:飴月先生 絵:美和野らぐ先生

 

それではまず最初の作品はこちら。こちらは「君のせいで今日も死ねない」と言う作品で有名であろう飴月先生の新作となります。果たして全員重いラブコメとはどんなものか。期待したいですね。

 

 

・幼馴染だった妻と高二の夏にタイムリープした。  17歳の妻がやっぱりかわいい。

 

・著:kattern先生 絵:にゅむ先生

 

二作品目はこちら。こちらはカクヨムで人気の作品の書籍化作品となります。果たして妻とやり直す二度目の青春はどんなものになるのか。青春ラブコメの波動を感じたいと思います。

 

 

・グールが世界を救ったことを私だけが知っている 01.共喰いの勇者

 

・著:下等妙人先生 絵:米白粕先生

 

三作品目はこちら。こちらは今アニメも放映されている「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」シリーズで有名な下等妙人先生の新作となります。果たして魔物が勇者とはどういうことか、世界に見放されたとはどういうことか。楽しみにしたいと思います。

 

 

・デスゲームで救ってくれたから、私をあなたの好きにしていいよ

 

・著:進九郎先生 絵:PinkiO先生

 

四作品目はこちら。こちらはこの作品でデビューされる進九郎先生の作品となります。果たして頭脳バトルもあるラブコメとはどんなものか。期待したいですね。

 



・かまって新卒ちゃんが毎回誘ってくる その2 ねえ先輩、恋のライバルなんて聞いてないです!

 

・著:凪木エコ先生 絵:Re岳先生

 

五作品目はこちら。マサトが渚の意識を始める中、クライアント先の広報担当であった元女友達と再会する今巻。果たして今巻ではどんなラブコメが来るのか。楽しみですね。

 

 

Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた4

 

・著:七斗七先生 絵:塩かずのこ先生

 

六作品目はこちら。聖様が収益停止となって対策を考える今巻。果たして今度はどんなドタバタが繰り広げられるのか。何やら表紙からすると聖様に何か変化が訪れそうですが、楽しみですね。

 

 

・【朗報】 俺の許嫁になった地味子、家では可愛いしかない。5

 

・著:氷高悠先生 絵:たん旦先生

 

七作品目はこちら。聖夜も迫る中、二人の距離が更に近づく今巻。果たして今巻ではどんなラブコメが待っているのか。期待したいですね。

 

以上、期待の七作品でした。では発売日を待ちましょう。

読書感想:私のほうが先に好きだったので。2

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:私のほうが先に好きだったので。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻の感想で私はこの作品を焦げ跡のようになった恋、火傷になった恋と定義した訳であるが、当然火傷と言うものは熱いものである。そう、燻る恋と今燃え上がる恋は、同じ熱さを持っており、故に恋と恋の真ん中で揺れ惑う事となる。そして、最初からボタンを掛け違えてしまったこの三角関係は、更にボタンを掛け違え、本格的に混沌が始まるのが今巻なのである。

 

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読書感想:今日も生きててえらい!2 ~甘々完璧美少女と過ごす3LDK同棲生活~

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:今日も生きててえらい! ~甘々完璧美少女と過ごす3LDK同棲生活~ - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻で冬季の側に居る為に春幸は努力を始め、二人は本当の意味で恋人同士となった訳であるが、今巻は冬季が頑張る巻である。ではなんのために頑張るのか。それ勿論、春幸と共に居る為である。

 

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