読書感想:凡人呪術師のたのしい異世界悪役プレイ2

 

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読書感想:凡人呪術師のたのしい異世界悪役プレイ - 読樹庵

 

 さて、謎の呪術師、「カース」として周囲を混乱に陥れ本人は悪役プレイをこれでもかと満喫している焚人であるが。周囲を混乱に陥れ、呪いにとっては救世主、となりうるかもしれない。だが彼の楽しみが周囲に迷惑をかける事もある。という訳で今巻では、焚人の悪役がまた炸裂する巻であり。今度は呪いにとっての救世主、ではなく死神となる巻なのである。

 

 

魔術学院、春の一大イベントである舞踏会、プロム。皇室御用達の宮殿にて開かれるそれにスノウとコトリのパートナーとして参加した所で出会ったのは、第二皇子であるルメン。どうも精神汚染の力的なものを持っているらしい彼の、スノウとコトリを譲れと言う命令をあっさり袖にし、精神汚染も跳ね除け。そんな中、ルメンが紹介したのは女神ルトスの新たな神子、ノストラ。彼女が告げるのは、警鐘。それは魔王復活の予言。

 

「シン・クソデカ予言」

 

それを聞き焚人が感じるのは、圧倒的なくやしさ。それは、そういう行いが自分が悪役としてやりたかった悪役プレイだから。先にやられてしまった、どうしよう。自称灰色の脳細胞で考え付いたのは予言を乗っ取ってしまう、という事。全世界の予言者に謝れと言いたくなりそうな蛮行、早速カースとしてその場に現れ。月をゲーミングが如く輝かせさらにデカい予言をぶち込んで、自分はその予言を叶えるべく組織を動かす。

 

「良ければ、友人になってくれませんか?」

 

「友達になろう!」

 

そんな事もありつつ暫し時間がたち、訪れるのは学院の夏の風物詩。無人島におけるサバイバル合宿。いつもの仲間達とは別の処からのスタート、傍にいたのは今まで関わり合いのなかった級友、ユージン。彼がつぶやいたのはサバイバルの法則。お互いに直感する、同士である事を。早速意気投合、いつもは関わらぬ級友たちと、男の子の夢溢れるサバイバルを繰り広げる中で。遭遇していくのはクラスメイトの失踪という異常事態。そこに絡んでくるのは、舞台となる島の地下にある滅んだ王国、その国の神様であるシャンドラ。

 

「理想郷、滅ぼしてみた」

 

王国の関係者であった友人、その妹は神子であって。追い詰めるきっかけは焚人がやってしまった予言。さてどうするか。シャンドラ、それは神様のふりをした精霊、人を利用するカス。まごうことなき悪役。ならば滅ぼしてしまおう。結社の活動はここに始まって。

 

「その罪は俺のものだ」

 

己以外の悪は要らない、そしてすでに理想郷は滅んでいる、ならばすべて焼き払っても問題なし。呪い比べの果て、神殺しを成し遂げて。

 

『これ、どうする?』

 

その後、帰宅後の家にやってきたのは青髪の幽霊。魔王を殺してという彼女が連れてきたのは、焚人の予言のせいで神格を奪われてしまったルトス。どう考えても厄介ごとの気配、であったのだ。

 

勧善懲悪、悪による裁きが爽快な今巻。前巻を楽しまれた読者様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。

 

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