読書感想:陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです12

 

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読書感想:陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです11 - 読樹庵

 

 さて、えっちな事以外は全部いいよね?と言わんばかりに、どんどんと恋人としては濃密なイベントばかりを体験していく陽信と七海の二人であるが。前巻で少しだけ見えた陽信の進路、という問題は今巻から触れていくのか、というとそうではない。そも、進路と言うのは大きな命題であるので三年生になってからのメインテーマ、がふさわしいだろう。という訳で今巻では何を描くか、というと。冬休み後半戦、年越しから新年にかけてのお話なのだ。

 

 

「というわけなんで、向こうに行ってもちゃんと連絡するから♡」

 

流石に七海の帰省について行く、訳にも行かず。二人それぞれ、実家へ。田舎の祖父の元に帰省した陽信は、祖父が意外と最新技術を使いこなしているという事に驚いたり。

 

「こんななんもない田舎に来るより、彼女と過ごした方が楽しいだろ」

 

祖父の不器用な気遣いを受けたり、従姉の姉ちゃんと久しぶりに再会したり。そんな中、陽信の母親が祖父母に先に七海の事を話してしまっていたせいで、七海が陽信の祖父母と、陽信が七海の祖父母とビデオ通話で会話する事に。無事に面通しも済み、互いの祖父母を味方につけることが出来た事で、二人は今まで考えていた作戦を実行に移す。 二人だけでの旅行、というお楽しみイベントを。

 

そのお願い自体は通す事には成功し、帰省先から帰ってきて初詣にも出かけ。やはり高校生同士、未成年同士のお泊りと言う事で、余人の眼の無いホテルではなく、仲居さんなどの出入りがある旅館に泊まる事になり。両家の両親と共に選んだ旅館へ。予約のダブルブッキング、という旅館側の失策というトラブルで最初に予約した部屋より数段いい部屋に泊まれることになり。二人で流氷破砕船に乗ったりと、ゆったりと楽しんで。

 

「怒らないけど、ムカつくことはムカつくとも言ったよね?」

 

さて後はのんびりと、と思いきや七海がいきなり言い出したのは、部屋付きの露天風呂に入ると言う事。七海には珍しくぐいぐい言い出したその根底は、やきもち。陽信が大人なお姉さんたちにナンパされているのを見てしまったから。 今度は水着も着ず、お互いに裸でくっついて、思いを確かめ合って。

 

「断っちゃおうか」

 

「そうだね、今回は断ろっかぁ」

 

お家に帰るまでが遠足です、だけど帰る時は自分達で選びます、と初めて二人でちょっぴりだけ悪い子になって。 より思いを、鈍足ながらにも近づけて。また日常が始まるのだ。

 

甘さ留まるところを知らずより深まっていく今巻。シリーズファンの皆様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。

 

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