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読書感想:陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです12 - 読樹庵
さて、二日続けてバカップルのいちゃいちゃが楽しめるラブコメの感想となった訳であるが、昨日の作品と今シリーズで違う点は確かにある。それは主人公とヒロイン、陽信と七海は一線を越えていない、という事だろう。既に何回か一線を越えてそうなラブラブぶりなのに、まだその段階は未経験。まぁこのプラトニックさがこの作品の魅力、と言えるかもしれないが。
という訳で今巻において繰り広げるイベントは、バレンタイン。何と聞いて驚くかもしれないが、陽信と七海は恋人同士としてまだバレンタイン未経験なのだ。というかまだ出会ってからここまで一年足らず。そう考えると鈍足に見えて意外と俊足な恋路、かもしれぬ。ではこの二人のバレンタインはどんなものになるのだろうか。
『いや、なんで律儀に約束なんて守ってるんだよ・・・・・・?』
前巻、温泉旅行後。七海の祖父母にテレビ電話で報告したら、意外と下世話なタイプだった祖父に呆れられたり。
「きょ・・・・・・今日からお世話になります、茨戸七海でしゅ」
色々ありつつのんびりと冬休みの最後まで。そこで大きなイベントが待っていた。それは七海が陽信と同じお店でバイトする事になった、という事。最近消費が激しくなったというお金に関する切実な理由があるという為である。最初は緊張していたが、七海は一を聞いて十を知るという勢いであっという間に仕事を覚え、なじみ。バイト先では恋人同士ではなく先輩後輩、という取り決めをしたことにより、二人が恋人同士という事は気づかれず、ちょっともどかしい距離感で。
「婚約状態のお前らの方が先に進んでるんだからな?」
そんな事もありつつ、冬休み明け。ハワイに旅行に行っていた仁志が、修学旅行時に連絡先を交換していた現地の子とちょっと仲を深めていたという事が判明したりしつつ。
「よし、じゃあリセットしよう」
「俺と一緒に、お菓子作ってくれないか」
近づいてくるバレンタイン本番。意外にも今まで七海もバレンタインに縁がなかったと判明、お互い初めてのバレンタインというリセットをすることに。仁志から依頼されたのは、ハワイの子に贈るお菓子を一緒に作ってほしいというもの。男三人、額を突き合わせて何を作るか試行錯誤してみたり。
「バレンタイン当日、僕と一緒に過ごしてくれますか?」
「改めて、これは僕の気持ちだよ」
迎える本番、当日までチョコを断って。七海に贈るのは、チョコで作った花束。
「め・・・・・・召し上がれ・・・・・・」
七海が陽信に贈るのは、かなり大胆な形でのチョコ。
「そういうことも、考えてもいいと思うよ」
一つイベントが終われば迎えるのは三年生、最後の一年。そこへ意識を向けていく中で。陽信の中、一つ、将来の夢に繋がりそうなフラグが立つのである。
初めてのバレンタインはドキドキ甘々、安定したいちゃいちゃが楽しめる今巻。シリーズファンの皆様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。
陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 13 (HJ文庫 ゆ 02-01-13) | 結石, かがちさく |本 | 通販 | Amazon