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読書感想:手に入れた催眠アプリで夢のハーレム生活を送りたい2 - 読樹庵
さて、催眠アプリという「相棒」の力で茉莉、才華、絵夢の心を掴んで、だけどえっちな事は中々できぬ、というこの作品の主人公、甲斐であるが。ふと思うにこの催眠アプリ、一体何なのであろうか? どう考えても人知を超えた力を持っていて、甲斐の他にも使用者が過去にいた、らしいという所までは判明しているこのアプリ。 そも、このアプリ誰が開発したのか? そも、何のためにこのアプリがあるのか? その辺りは今巻で明らかになるのか。
という疑問に先に答えを出してしまうと今巻ではその答えは出ない。しかし、甲斐が見ていた悪夢の原因とは何だったのか、という所は分かり。彼の成長の一端が垣間見える巻である。
「・・・・・・マジでなんなんだよこの夢は」
相変わらず甲斐の事を悩ます、妙な悪夢。悩みつつも特に対処方法も思いつかない為、おいておいて。いつものように催眠アプリを使用していたら、茉莉たち三人も同じ夢を見ていたと判明し。その理由もわからぬも、とりあえずはいつも通りに過ごしていく事に。
「普段もそうだけど、そういう姿を独占したいと考えるのは・・・・・・俺の我儘なんだろうな」
自分に催眠はかけられるのか? そう考えた甲斐が試してみたら、それは上手くいって。結果的にイケメンな言動を取るようになった甲斐に、茉莉たちが振り回されたりしてしまって。
「またで悪かったな」
「才華に何かをするってんなら、俺は絶対にアンタを許さない」
茉莉とのお出かけ中、彼女の心の傷である元カレが接近して来たり。才華と偶々共に行動をしている時に、彼女にとっての因縁の相手である父親と遭遇したり。 大切な彼女を守る為、自分から勇気を出して立ち塞がろうとしたり。姉も交えてのレジャー施設へのお出かけ迫る中、少しずつ男気を見せていく甲斐。
「・・・・・・誰かを助けるのって大事なことなんだなって思っちまうな」
そんなある日の夜、彼に話しかけてくる催眠アプリ。曰く、甲斐のような存在は初めてであり、自分を相棒と呼び人を助ける事も出来る、という事を教えてくれた事を感謝していると。黒い糸の前例はいくらでもあるがピンクの糸の出現の前例はなく、黒い糸に塗りつぶされれば世界からは消えてしまう。その警鐘の為に自分が悪夢を見せていたという事。そして、催眠アプリ、という自分自身が存在する理由は言えないという事。
「茉莉、才華、絵夢、将来も一緒に居ようぜ!」
一先ずその理由を受け止め、まぁ飲み込み。レジャー施設、三人と一緒に居れるという幸運をかみしめ、未来への希望を口にして。最早催眠、というのも大分いらなくなってきて本格的なハーレムへと進んでいくのである。
謎は増えてより甘さ深まる今巻。シリーズファンの皆様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。
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