読書雑記:五月中旬から下旬にかけて個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。五月も早くも半分が終わる今日この頃、今だから告白しますが実は最近、オリジナル作品を創作するための練習としてとある所で習作を投稿している真白優樹です。何処で投稿しているかは内緒ですので、気になられましたら探してみてください。因みになろうでもカクヨムでもありません。さて本日は今月中旬から下旬にかけて発売される新刊の中から、個人的に注目している作品についてお話したいと思います。

 

読書雑記:五月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

前回記事は上記となります。

 

富士見ファンタジア文庫

 

 

・どんなことでも褒めてくれて、過保護で溺愛してくる大魔法使い様

 

・著:初美陽一先生 絵:狐印先生

 

それではまず最初の作品はこちら。こちらは「ライジン×ライジン」シリーズや「ドラゴン嫁はかまってほしい」シリーズ等様々な人気作品を手掛けられる初美陽一先生の新作です。今作品では世界を滅ぼせる大魔法使い様に弟子入りした少年が、溺愛されながら成長していくお話との事。最近は年上の女性に溺愛される作品も増えてきておりますが、今作品は師弟要素もあるとの事でどんな成長を絡ませていくのか。期待したいですね。

 

 

・放課後はケンカ最強のギャルに連れ込まれる生活 彼女たちに好かれて、僕も最強に!?

 

・著:亜逸先生 絵:kakao先生

 

二作品目はこちら。こちらは「イグニッション・ブラッド」シリーズや「スキだらけ女教師と異端生徒」といった作品を手掛けられている亜逸先生の新作となります。先生と言えば、何処か仄暗いファンタジーめいた世界でバトルを繰り広げる作品がお好きなイメージがありますが、今作品は現代世界の不良校で喧嘩を舞台にしたバトル&ハーレムな作品との事。不良と喧嘩、というのはラブコメでは悪役の印象がありますがその要素をどう調理していくのか。期待したいですね。

 

 

 

 

・霧桜に眠る教室で、もう一度だけ彼女に会いたい

 

・著:来生直紀先生 絵:黒なまこ先生

 

三作品目はこちら。こちらは「新世の学園戦区」シリーズや「世界最強の復讐神官」シリーズを手掛けられていた来生直紀先生の新作となります。様々なジャンルに手を出されている先生ですが、今回はヒロインが既に死んでいるらしい状況から始まる学園バトルものとの事。ヒロインが既に死んでいる、もう一度だけ彼女に会いたい、どのような着地点を目指していくのでしょうか。期待したいですね。

 

GA文庫

 

 

・モスクワ2160

 

・著:蝸牛くも先生 絵:神奈月昇先生

 

続きましてはGA文庫からちょっと遅れてきた新作の紹介です。こちらは皆様もご存じな筈の「ゴブリンスレイヤー」シリーズを手掛けられている蝸牛くも先生の新作となります。ファンタジー世界でバイオレンス&グロテスクの次は、冷戦が終わらなかった世界で、終末的なモスクワを舞台に裏の世界の人間が主人公となると言う事。果たしてどんなダークさが今作品では見られるのでしょうか。期待したいですね。

 

オーバーラップ文庫

 

 

・灰の世界は神の眼で彩づく1 ~俺だけ見えるステータスで、最弱から最強へ駆け上がる

 

・著:KAZU先生 絵:まるまい先生

 

今度はオーバーラップ文庫からの紹介です。こちらは第8回オーバーラップWEB小説大賞 前期で栄えある金賞を受賞された作品です。ダンジョンと魔力を持つ者が現れた現実世界、という舞台で最弱の魔力しか持たぬ少年が全てのステータスを閲覧できる能力を得て始まる英雄譚、らしいこの作品。ステータスを見れる、という特異性で最弱をどうカバーしていくのか。期待していきたいですね。

 

 

・攻撃力ゼロから始める剣聖譚1 ~幼馴染の皇女に捨てられ魔法学園に入学したら、魔王と契約することになった~

 

・著:大崎アイル先生 絵:kodamazon先生

 

二作品目はこちら。こちらは「信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略」シリーズを手掛けられている大崎アイル先生の新作となります。防御には優れるけれど攻撃力がない落第剣士が魔王の力を得て始まるらしいこの作品。最強の盾にどんな力を組み合わせて最強になるのか。期待していきたいですね。

 

 

・現役JKアイドルさんは暇人の俺に興味があるらしい。1

 

・著:星野星野先生 絵:千種みのり先生

 

三作品目はこちら。こちらは第8回オーバーラップWEB小説大賞 前期で銀賞を受賞された作品となります。現役アイドルと帰宅部所属な暇人の少年のラブコメとなるらしい今作品。日常メインとなると魅せ方に腕が問われる気がしますが、そこにアイドルという要素をどう搦めていくのか。楽しみですね。

 

以上、期待の七作品でした。では発売日を待ちましょう。

読書感想:ハズレ属性【音属性】で追放されたけど、実は唯一無詠唱で発動できる最強魔法でした

 

 さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様。ファンタジー世界における魔法と言うのは、例えば炎や雷と言った視覚情報に表すとド派手なものが多いと思われるが、そんな魔法において「詠唱」というものが存在するのもご存じであろう。往々にして存在するそれは、所謂「音」である。声もまた音である。ではもしそんな大切な「音」を支配する魔法があるとしたら。それは最強の属性と言ってもいいのではないだろうか。

 

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読書感想:妹はカノジョにできないのに 4

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:妹はカノジョにできないのに3 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻まで読まれている読者様が今巻の感想を開かれているものと仮定して今巻の感想を書いていく訳であるが、前巻まで読まれた読者様は晶穂の母親である秋葉の急逝、という非常事態はご存じであろう。魔女と呼びながらも確かに愛していた、唯一の拠り所を失ってしまった晶穂に遺されたのは、もはや春太のみ。二人の「妹」はどちらも転機を迎え、誰かのサポートをしなければいけない時期。その全てを担わなければいけないのが、春太という「兄」に課せられた役目なのである。

 

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読書感想:陽キャになった俺の青春至上主義2

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:陽キャになった俺の青春至上主義 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 青春の前には陰も陽も関係ない。そう言わんばかりに前巻で己の主張を突き付けた、橋汰であるが。陰陽混じる彼の友だちグループにおいて、陰は陽に憧れ変わろうとしている。しかし、陽にも陰は必要であると画面の前の読者の皆様は思われないだろうか。そして憧れるだけでは見えてこないものがある。陽側の代表とも言える、橋汰の想い人である夏絵良に焦点を当てていくのが今巻なのである。

 

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読書感想:楽園ノイズ6

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:楽園ノイズ5 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

己すら火にくべて、何処までも自分勝手に身勝手に。前巻で立ち上がる事で垣間見えた真琴という人間の怪物性。その圧倒的なまでの音楽性は、いつか彼を孤独にしてしまうのだろうか。もしこのまま進めば、自ら孤独に突き進むようなものとなるのか。それはまだ分からぬけれど、新しい季節が始まるのが今巻なのである。

 

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読書感想:終末世界のプレアデス 星屑少女と星斬少年

 

 さて、ボーイミーツガール、というのはいつの時代も何かの物語が始まる切っ掛けとなるものである。その出会いもそれこそ星の数ほどパターンがある。古来よりのパターンであると曲がり角でぶつかったりもするし、空から女の子が降ってきたりもする。そんな前置きから分かっていただけたかと思うがこの作品もまた、ボーイミーツガールである。世界の危機の中でラブコメしていくお話なのである。

 

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読書感想:魔導人形に二度目の眠りを

 

 さて、例えば核の力は使われた後で抑止力として、新たな動力源として存在している訳であるが。戦争の続く時代に生み出された技術、というのは世の中が平和になったのならば不要となる事もある。そんな時、人はどうするのか。取り得る方策の一つとして、封印というのがあげられるのであろう。もう二度と使われる事が無いように、平和な時代への祈りを込めて、と言うかのように。

 

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