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読書感想:黒猫を拾ったら俺んちが二大美少女の溜まり場になった。 - 読樹庵
さて、前巻より始まった黒猫のクロトが繋いだトライアングラー、拓海と美月と陽菜の関係性であるが。前巻よりが始まり、という事で今巻ではどうなるかというと。今巻で三角関係に決着がつくのか、というとそんな事もなく。今巻は本格的な始まりとなる巻である。
「恋愛協定を作らない?」
前巻のエピローグ、その続きより。恋のライバルとなっても親友という関係は変わらない陽菜と美月。陽菜の方から提案したのは、何でもありにしてやりすぎる事を危惧したことによる恋愛協定の締結。学校では過度ないちゃいちゃは禁止、やりすぎ抜け駆け厳禁、正々堂々、親友同士のままでという条件を付け、三角関係は本格的に幕を開ける。
「そんなのたくみんにアピールするために決まってるじゃん」
協定の元のアピール合戦はどうなるのか。それは拓海の理性直撃、かなり攻め攻め。無論、クロトの世話も忘れずに。また脱走した時の事も考え、首輪を買ったりもしつつ。三人でカレーを作る事になり、二人が水着エプロンで料理をしたり。更には三人で下着を選びに行くことになったり。中々ギリギリを攻めた、拓海の心をぐらぐらとさせていくアプローチ合戦が繰り広げられる。
そんな中、行われることになったのは林間合宿。肝試しに参加する事になるも怖がらせ方が分からないという美月に陽菜がお手本を見せたり、肝試しの実行委員にくじ引きで拓海と美月が選ばれることになり、陽菜がちょっと嫉妬したりして。迎える林間合宿本番。飯盒炊爨、更には肝試し本番も、ドタバタと乗り切っていく。
の、だが。そこで発生してしまうトラブル。肝試しで道をはぐれた級友を探しに行った美月が、件の級友が裏道を通って帰ってきた事で入れ違いとなってしまい、結果的に怖がりなのに美月が山道に一人取り残されてしまう事に。
「俺、今から美月を迎えに行ってくる」
変わりたいと言い、自分から頑張っていた彼女。そんな頑張りに最後で泥を塗らぬ為、何より寂しい思いをさせたくない、その思いで。夜の点呼も迫る中、拓海は美月を探しに出て無事に発見し。
「頑張ることと誰かを頼ることは、相反しないんじゃないかな?」
頑張るのは凄い、だけど誰かを頼ったっていい。人生万事、塞翁が馬。終わり良ければ総て良し。彼女の頑張りを認め、その上で手を伸ばして。また一つ、二人との距離を縮めていくのである。
三角関係が本格的に動き出し、アプローチもより強くなる今巻。前巻を楽しまれた読者様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。
黒猫を拾ったら俺んちが二大美少女の溜まり場になった。2 (GCN文庫 マ 01-02) | マナシロカナタ, うなさか |本 | 通販 | Amazon