読書感想:お酒と先輩彼女との甘々同居ラブコメは二十歳になってから2

 

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読書感想:お酒と先輩彼女との甘々同居ラブコメは二十歳になってから1 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、孝志と紅葉。一見すると紅葉が振り回して主導権を握っているように見えて、実は紅葉の方が孝志の優しさに大分寄りかかって依存している、とも見えるこの関係性であるが。確かに二人とも、何があっても最悪責任はとれる年齢ではあるも、親の庇護の元にいる以上、心に任せて関係を進める訳にもいかぬ。そのストッパーがあるからこそ、中々にこの二人の関係は最後の一線としてもどかしい関係、と言えるのかもしれない。

 

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読書感想:悪役令嬢はしゃべりません 1.覚醒した天才少女と失われたはずの駒

 

 さて、この世の中には手話というものが存在する訳であるが、手話というものを使える方は果たして画面の前にどれだけおられるだろうか。いない、かもしれない。手話というのはそのような言葉が必要な方と関わらなければ覚える事もないものかもしれぬものであるため。

 

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読書感想:サキュバス四十八手2

 

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読書感想:サキュバス四十八手 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、「サキュバス四十八手」とかいうエロ、つまりは性行為が全面的に重要となってくるこの作品、大丈夫か、と思わず聞きたくなるくらいにエロいのは画面の前の読者の皆様も前巻を読んでいればご存じであろう。しかし、この儀式、どうも魔族側からみれば救世の儀式、ではないというのも仄めかされていた訳で。根底はエロ、かと思いきや根っこは普通にシリアス、そして謎ばかりというのがこの作品な訳である。

 

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読書感想:死亡遊戯で飯を食う。6

 

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読書感想:死亡遊戯で飯を食う。5 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 その身を裂かれ続けて失って、その度に人工のもので継ぎ直して。幾多のプレイヤーを蹴落とし、今度は自分を慕ってくれた弟子まで。幾多のものを失う代わりに勝利を抱えていく幽鬼。前巻の最後、彼女の前に現れたのはもう一人の自分。彼女が一体、何故現れたのか。そしてその出会いの果てに何を見るのか、その辺りを書いていくのが今巻なのである。

 

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読書感想:この物語を君に捧ぐ

 

 さて、私は別に自分語りをする訳ではないが、自慢でもないがラノベ読み歴十数年である。そんな歴まで言ってしまうと、正直流行もテンプレも移り変わりを色々な年代見届けている訳で、この作品、この後どうなるか、という予想もまぁまぁ出来てしまったりする。これもまた一つの楽しみ方ではあると思うが。それはさておき、この作品は感動必至と銘打っている。正直、私はそう言われると、では私を感動させて見せてくださいと挑まれる気持ちになる訳であるが。先に言ってしまえば、じーんと、心に刺さるものがこの作品には合った、と先に言っておきたい。

 

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読書感想:語学留学に来たはずの貴族令嬢、なぜか花嫁修業ばかりしている

 

 さて、イギリスと聞いて画面の前の読者の皆様は何を思い浮かべられるであろうか。例えばロンドン塔のような、怖い話もある観光スポットだろうか。それとも競馬もお好きであられたかの女王か、若しくは不味いとあちこちで言われるご飯だろうか。そんな国には貴族、爵位という制度もあるらしいが。実際爵位というのはどういうものか、と聞かれて詳細に応えられる読者様はそうはおられないかもしれない。

 

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読書感想:家で知らない娘が家事をしているっぽい。でも可愛かったから様子を見てる

 

 さて、時に世の中を賑わせる犯罪に「ストーカー」というものがある。印象としては有名人や芸能人が被害に遭う、と思われる方も多いかもしれないが実際は誰にでも起こりうる話であり、中々実害が無ければ警察も動いてくれぬ厄介なタイプの犯罪である、らしい。対策としてはSNSで投稿する際は身バレを防ぐ、等色々あるのだろうか。

 

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