読書感想:毒の王2 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる

 

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読書感想:毒の王 1 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻で偶々助けたミリーシアとレンカ、更には追いかけて来たティーと結ばれ、結果的にハーレムを築き正妻争いのど真ん中に巻き込まれる事になったこの作品の主人公、カイムであるが。そもそも彼、今までまぁ世間から隔離されて育ってきたようなものであり、故に世間知らず、と言っても過言ではない。という訳で始まった旅の中、カイムにとっては全てが初めて見るばかりのものなのである。

 

 

 

「広いな、世界」

 

朝、ミリーシアと一戦を交えて起きて。彼が初めて見るのはまるで、海かと見まごうばかりの大河。帝国に向かう為の、二つの国を隔てる大河を渡る連絡船に乗る中。初めての船旅に心踊らせる暇もなく、やっぱりカイムが厄介事を引き寄せていると言わんばかりに、次々と厄介事が舞い込んでくるのだ。

 

海賊が出る筈もない場所で、鳥人達による空賊に連絡船が襲われ。ティーを狙われた事でブチ切れて全滅させるも、連絡船が燃え落ちてしまい。その船に大切な荷物を載せていた太った中年男性にミリーシアが浚われそうになり、正体が一瞬露呈してしまい。交易都市に辿り着き一瞬の休息を、と思えば領主の手の者によってミリーシアとレンカが連れ去られてしまい。救助に行ったことで、ミリーシアが抱えている事情が明らかとなる。

 

それは彼女が帝国の第一皇女であり、皇帝が病に倒れ跡目争いに巻き込まれぬように、と兄である第二皇子、ランスに逃がされたと言う事。しかしランスと、第一皇子であるアーサーとの激突を止める為、カイムとの出会いを天啓とし戻ってきた、という事。

 

 

その理由も知り、更には発情した三人を纏めて抱くことになったりしながら。改めて帝都を目指す事となり、その途上でまぁ、ついでに高みを目指してみたりするかと思ったりする中。北回りという遠回りルートを進むことになる中、やっぱり面倒事は巻き起こるのであった。

 

乗った乗合馬車の中、「首狩りロズベット」という華麗な暗殺者が偶々乗り合わせており、彼女を追ってきた憲兵が、彼女の手により血の海に沈み。 乗合馬車が急速に離脱した後、温泉もある宿場町の冒険者組合にいってみたら、高位の冒険者達に絡まれ。模擬戦でこてんぱんにしたら、帝都にいく道が土砂崩れで塞がっていると言う話を聞き、一先ず機会を待ちながら冒険者として活動する事となる。

 

「ちょっとだけ、本気を出しちゃおうかしら?」

 

けれど、彼等はまだ知らぬ。ロズベットが皇位継承者候補を狙う奇妙な依頼を受けている事を。冒険者組合の長、シャロンがカイムに興味を示している事を。そしてアーネットもまた、カイムを狙い動き出している事を。

 

色々なものが動き出していく今巻、前巻を楽しまれた読者様は是非。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

毒の王2 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる (HJ文庫 れ 01-01-02) | レオナールD, をん |本 | 通販 | Amazon