前巻感想はこちら↓
https://yuukimasiro.hatenablog.com/entry/2020/05/24/235240
さて、とりあえず前振りのネタが思いつかなかったので(直球)個人的名曲だと思う「GEEDの証」に関するネタをやろうと思ったがあの曲の歌詞はこの作品とは微妙に合わぬ気がしたので、このままこの巻の感想を記していこうと思う。
前巻でギルドへと引き抜かれ、最強のSランク冒険者として名を馳せたジード。では今巻では一体どんな戦いへと巻き込まれていくのか。
その答えとしては言ってしまえば簡単なものであるかもしれない。前回が内憂への対処だとするのなら、今巻は外患。ジードの実力が他国まで知れ渡っていく巻なのである。
新たなる依頼を受ける事になり、その依頼の為に顔合わせの現場へと向かうジード。
その場で出会ったのは神聖共和国の国教であるアステア教の筆頭司祭にしてSランク冒険者、ソリア(表紙中央)、彼女の護衛を勤める剣士、フィル(表紙右)。。
色々あったが故にソリアに懐かれ、彼女に心酔するフィルには敵意を抱かれ。
だが彼女達はまだ知らない。ジードという最強がどれほど最強であるという事を。彼の強さがどこまで異次元かという事を。
アステア教に反発する教徒達を纏める少女、スフィが。
魔族の頂点の一角に属する最強に容易く片付けられたフィルが。
そして帝国の女帝にしてクエナの異母姉であるルイナが。
知る事になる。最強の魔族にすら化物と恐れられる程の異次元の彼の強さを。
「面倒に巻き込まれる身にもなってくれよ・・・・・・」
だがしかし、彼はいつも通り変わらずどこか面倒そうに、だけど心のままに。きっちりと依頼を引き受けその心のままに強敵との戦いへと臨む。
そんな彼の強さは世界各国へと知れ渡り、数多の者達が否応なく彼へと注目していく。
ぶつかり合ったフィルには戦いを通して認められ。
帝国より派遣されたSランク冒険者、ユイには無表情な色仕掛けで迫られ。
そしてルイナには帝国へと帝王の席を以て誘われ、いきなり接吻をされ。
そんな彼女達に負けじと、クエナとシーラも訓練を重ね、シーラは邪剣を手に入れ更なる力を手に入れる。
前巻にも増して世界は大きく広がり。そしてSランク冒険者を集めたパーティも結成され更に世界が彼を中心として回り始める。
そんな二巻の動き方として完璧であるのが今巻なのである。
前巻を楽しまれた読者様、やっぱり主人公最強なファンタジーが好きな読者様は是非。きっと満足できるはずである。