こんばんは。九月もそろそろ半分が過ぎましたが秋の涼しさというのは何処にあるのでしょうか、真白優樹です。さて本日は今月中旬から下旬にかけて発売される新刊の中から、個人的に要注目な新刊についてお話したいと思います。
読書雑記:九月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)
前回記事は上記となります。
・悪ノ黙示録 ―裏社会の帝王、死して異世界をも支配する―
・著:牧瀬竜久先生 絵:あるてら先生
それではまず最初の作品はこちら。 こちらは第17回小学館ライトノベル大賞で優秀賞を受賞された作品です。 先月刊行されました大賞作品も中々に個性が強い作品が揃っておりましたが、こちらも異世界に転生した裏社会の王が、新たな世界も支配すべく動き出す、というあらすじからしてダークさが感じられる、中々に個性がありますね。果たしてマフィアという部分から連想される黒さをどう魅せてくるのか。期待していきたいですね。
・武神伝 生贄に捧げられた俺は、神に拾われ武を極める
・著:美紅先生 絵:かかげ先生
続きましては富士見ファンタジア文庫からの紹介です。こちらはシリーズ累計250万部を突破した「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する」シリーズを手掛けられている美紅先生の新作となります。 レーベル35周年を記念した完全新作との事ですが、あらすじを見ると既に王道の匂いがこれでもかと詰め込まれています。しかし王道とは、悪く言い換えると見慣れた展開。その部分をどう魅力的に魅せていくのか。楽しみにしたいですね。
・クラスのプライド高めなお嬢様。家では俺のメイド
・著:波瀾紡先生 絵:うなさか先生
二作品目はこちら。こちらはかつて、「実は同じ職場にあなたを好きな人がいます 転勤先は美女だけの営業所!?」という作品を手掛けられていた波瀾紡先生の新作となります。前作も女性だらけの職場に男性一人、という珍しいオフィスラブを描かれており面白かったのですが、今作品ではクラスメイトのお嬢様がメイドになる、という一周回って目新しい状況から始まるとの事。今の時代にメイド、そこに波瀾紡先生の熱量が感じられますが、その熱量がどんな魅力となっているのか。期待したいですね。
・エヴァ―ラスティング・ノア この残酷な世界で一人の死体人形を愛する少年の危険性について
・著:高橋びすい先生 絵:なえなえ先生
続きましてはMF文庫Jからの紹介です。こちらは「フェイトフル・モーメンツ」シリーズや「私より強い男と結婚したいの」シリーズを手掛けられていた高橋びすい先生の新作です。今回は二つの勢力に分かれ争う世界の、風前の灯火の方で人の死体から作られた兵器であるヒロインと、その兵器を演じる生者である主人公を軸に描かれる戦いのお話との事ですが、その成り立ちからして血生臭いですが更に、狂気的な愛もうかがえますね。さて、そこから導かれる「危険性」とは何なのか。怖いけれど楽しみです。
・カルネアデス 1.天使警察エルと気弱な悪魔
・著:綾里けいし先生 企画:rurudo先生 絵:rurudo先生
二作品目はこちら。こちらは大人気イラストレーター様であるrurudo先生のオリジナルキャラクタープロジェクト、という目新しいプロジェクトから生まれた作品です。しかし文章担当があの、独特のグロテスクさを得意とされる綾里けいし先生で、あらすじにも謎の怪物、世界の秘密という単語が見られるのですが、果たしてどういう事なのか。期待していきたいと思います。
以上、期待の五作品でした。では発売日を待ちましょう。