読書感想:六人のお嬢様戦争をオレだけが攻略できる

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お嬢様、それは一般人との身分差がよくラブコメの題材となる存在。ではそんなお嬢様が六人もいたら、どんなラブコメとなってしまうのだろうか。

 

舞台となるハイソサエティな学園、華鳳学園。そこに通う超凡人、ザ・一般人な主人公雪人。そんな彼が六人のお嬢様からなるコミュニティー、六麗の一人である、ある目的を持って六麗に入ったお嬢様のこのは(表紙右手前)から六麗の立て直しを依頼され始まるのがこの作品である。

 

落第寸前の妹の家庭教師を引き換え条件に、六麗へと近づいた雪人が出会っていくのは個性的な残る五人のお嬢様たち。

 

とあるトラウマを抱え人を寄せ付けない、ちょっと意地っ張りな稟果(表紙左奥)。

 

極度の引っ込み思案、家が誤解を受けがちな琴絵(表紙中央)。

 

几帳面でストイックな島硬(表紙右奥)。

 

スタイル抜群、コミュニティー能力抜群なクララ(表紙左)。

 

成績優秀、スポーツ万能だが皮肉屋な紀良(表紙中央奥)。

 

個性的なお嬢様達の素顔に触れる事となり、体当たりで彼女達と接していく中で知っていくのは彼女達が抱えた確執、そして彼女達の心に等しく刻まれた心の傷。

 

そんな過去の闇へと、妹の勉強会を通し更には日々話し合う事により一歩ずつ触れていき、彼女達と少しずつ絆を深めていく雪人。

 

そして彼女達の心を縛る呪縛を解くきっかけとなるのは、あの日と同じ、あの日の事件の繰り返しとなる出来事だった。

 

「たいしたことしてないよ」

 

そう言いながらも彼が為したのは本当に大切な事であり、全員を救う為に重要な出来事だったのである。

 

この作品、この巻だけではただの始まりの一冊となるのかもしれない。だがしかし、六人の個性的なお嬢様達がそれぞれに魅力的なのは確かである。故にこそ、ここからラブコメが始まり広がっていくのならきっと面白くなるに違いないと感じる。

 

だからこそ、もっとこの作品を読みたいと思うのは私だけではないと信じたい次第である。

 

個性的な可愛いヒロイン達に出会いたい読者様。大きなラブコメの始まりを見てみたい読者様にはお勧めしたい。きっと満足できるはずである。

 

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