読書感想:幸せなポーションライフを

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ポーション。それはファンタジーRPGの世界においてはお馴染みの薬である。それは画面の前の読者の皆様もご存じではないだろうか。では、ポーションというのは何処まで可能性があるものだろうか。

 

そんなふとした疑問を図らずも体現してしまっているのがこの作品の主人公、レフィ君(表紙中央)である。彼は魔法の名家の貴族の家の生まれである。しかし彼は魔法を使えない、故に家を追放されてしまう。

 

しかし彼は魔法の才能の代わりに掛け替えのない才能を持っていた。それこそが規格外のポーション作成スキルである。

 

そのスキル、正に規格外。彼が願うだけでその効果の通りのポーションが自動的に生まれてくるのである。

 

その効果は蘇生というありきたりかつ最高のものから透明化や浄化のようにマイナーな効果まで。

 

果たしてこのスキル、便利なのか違うのか。迂闊に願えない事を考えると不便なのかもしれないが。

 

だがしかし、このスキルによって助けられた少女達がいるのも確かである。

 

賊に襲われていた所を助けられ、傷を治療された王女、ミリーナ(表紙左)。

 

危うく浄化されるところだった所を助けられ、悩みを解決してもらった幽霊の少女、ルルカ(表紙右)。

 

可愛い二人の少女に囲まれながら、それでも彼は知らぬがままに何でも屋のように市政に紛れて様々な依頼に手を出して。

 

そんな彼に周りの者達が次々と注目して、結果的に騒ぎが巻き起こっていく。

 

この作品は小説家になろうが原作の作品であり、小説家になろうの王道がこれでもかと詰まっている作品である。故にこそ、小説家になろうの王道が好きな読者様にはお勧めしたい作品である。きっとお楽しみいただけると思うので。

 

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