前巻感想はこちら↓
さて、前巻で18禁ゲームの世界に何故か自分だけ全年齢版のルール適用、というまるで訳の分からない状態で転移してきたこの作品の主人公、悟であるが。先に言ってしまうと、18禁ゲームとしての側面が本格的に押し寄せ始めるのが今巻なのである。
つまりどういう事か、というと。本格的に18禁ゲーム、エロの側面が出て行く訳であるが。同時に、エロへと至るまでのルートが、エロゲらしく荒唐無稽、トンチキなものがどんどん出て行くと言うのが今巻なのである。
「とはいえ、鉄は熱いうちに叩けと言うしなぁ・・・・・・」
とはいえまずは、リーダーとしての責務である。大森林を通り越して人間の街で商売するために。風俗街での試供品の提供により評判を作る事には成功し、風俗街を仕切るやくざ者達からも屋台ならやってもよい、とは言われるも、ここで一つ問題が。屋台として出店するにもまず距離が遠すぎてこちらからは派遣できず。現地で誰か雇うのも、大分難しいという八方ふさがりで。
「お主・・・・・・ドラゴンカーセックスには興味はないか?」
そんな中、一筋の光明が。それはまるで、桃太郎の桃が如く川を流れて来たドラゴンの少女、シルヴィア(表紙右)。 悟を試そうとした彼女は、老師スキルにより悟に授けられた伝説の武器、チンコソードにより平伏し。 この世界の常識に改めて呆れつつ、エリスとドラゴンカーセックスをした後。シルヴィアを足とする事で、無事に出店にも成功する。
そんな事もあったり、ピクニックしていたら山賊の用心棒、「音速のムッツリン」と互角に打ち合い、認めあったりして。三カ月後、事業もどんどん拡大し、近隣の国であるスペルマ国からも出店して欲しい、と依頼され。ここから事態はどんどんと加速し、カオスでトンチキな展開に踏み込んでいくのだ。
原始的な生活をする巨人族と共に狩りをしたり、アカネがアへ顔ダブルピースしたり、ファイナルフュージョンする事となったり。 ムッツリンの正体が実はとある国の王子であると判明し、彼の国の危機に立ち向かう事となってしまったり。
―――元気玉ですから!
あげく、魔砲少女がいたり、エナジーボール、という名の元気玉が炸裂したり。 後々の脅威となりそうな異世界勇者を何人も抱える帝国も現れたりする中。悟とその嫁たちはこの世界にエロ文化を花開かせながら。今日もどったんばったん、と賑やかに過ごしていくのである。
前巻よりもよりぶっ飛んでいく今巻。前巻を楽しまれた読者様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。