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読書感想：放課後の迷宮冒険者３ ～日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます～ - 読樹庵 (hatenablog.com)
さて、異世界ド・メルタと現実世界の日本を行き来して日々のんびり生活している我らが主人公、晶であるが。そもそも彼、濃すぎる生活をしている訳であるが現実世界においては普通の高校生である。忘れがちであるが。では彼、現実世界ではどんな生活をしているのか？ その辺りにもちらりと触れていくのが今巻なのである。
「強えな」
「強いね。すんごく」
それはともかく、まず今巻において始まりとなるのはエルドリッドの日本訪問。窓口として出会った神様に、彼女が何か切なる様子でお願いしている所を目撃したりしつつ。まずはハンバーガーショップで朝ご飯にし、次は二人で遊園地へ。様々なものに次々と興味を示したり、食欲のままに露店を巡ったり。遊園地内ではぐれて迷子になった彼女が悪人をしばき倒したりして。何だかんだありつつも日本を楽しんで。より心を許してくれた彼女から事情を少しだけ聞く事が出来たりして。そんな一幕がありつつもまたド・メルタでの日々が始まる。
コーンに醤油をかけて焼いたものがスクレにウケたり。新人冒険者のディラン君を助けレベリングに協力して、敗北を喫した魔物へのお礼参りに協力したり。 けがを負って安全地帯で動けなくなっていた怪着族の傭兵、リンテ（表紙右）を助けてあげたり。
時にはギルドで不人気の、謎の穀物を使ったゲロ不味いお粥を何とかしようと、魔物の食材と日本の調味料を使って四苦八苦してみたりして。
「その・・・・・・宿題をな？ 見せて欲しいんだ」
そんな中、少しだけ語られる晶の日本での生活。そっちの方は平穏、に見えて実は身内にとんでもないのがいた。 超絶あほの子である幼馴染の尋が、実は日本の平和を守るヒーローであって、晶に勉強を助けてもらいながら日々ヒーローとして励んでいたり。
「説得力すごいけどなんか納得いかない！」
意外と日本も波瀾万丈、一体全体どうなっているのか。という事も気になったりするけれど。一先ず現状のメインはド・メルタ。新たにリンテとも絆を繋ぎ、今日もほのぼのダンジョンへ潜っていくのである。
のんびりほのぼのしつつ、今まで謎だった部分が少しだけ見えてくる今巻。シリーズファンの皆様は是非。きっと貴方も満足できるはずである。
放課後の迷宮冒険者 ４～日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます～ (GCN文庫 ヒ 01-04) | 樋辻臥命, かれい |本 | 通販 | Amazon
