読書感想:つるぎのかなた3

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悠達がバカ騒ぎを繰り広げ、皆で王者へと挑んだあの戦い。その裏で繰り広げられていたもう一つの戦い。それは史織や円香、纏達が彼等と同じように王者へと挑んだ戦い。

 

絶対に勝ちたい、だから自分に出来る事を。後に続く者達の道を切り開くべく一番槍、先鋒として戦う弱い自分を切り捨てた葉月。

 

負けたくない、譲れない。彼女の前に立つ為に進み続け。その果てで間違え大切な事を気付く史織。

 

過去に悩み、一歩踏み出し過去を越えて。未来を切り開く為に例えその力が低くてもくらいつく千紘。

 

踏み出せなかった自分に別れを告げて、自分の弱さを切り伏せて。惚れこんだ奴の為に戦うことを選んだ円香。

 

もう鏡も問いかけもいらない。最強の敵へと自らの三年間をぶつけ、全てを越えていく纏。

 

そして、愛する人に想いを伝える為にぶつかり合い、自らの幸せを自らの手で掴み取るべく己の道を往く吹雪。

 

どうか彼女達がこの試合、この一瞬にかけた熱を感じてほしい。悠や快晴達よりも花がある、だけど根底は同じの剣道の道にかけた彼女達の命のきらめきを感じてほしい。

 

四巻が出るかはちょっと不透明な所があるようなので読者の皆様、どうか今すぐに買っていただき読んでいただきたい。きっと彼等彼女達が放つ熱に心燃やされぶん殴られる筈である。