読書感想:ソード・オブ・スタリオン2 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる

 

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読書感想:ソード・オブ・スタリオン 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻で蔑称の裏に隠れていた磨かれ続けた武を示し、元恋人であったフィアールカの護衛として動き出したこの作品の主人公、ラスであるが。前巻の終盤で遭遇した、フィアールカから依頼された寝取って欲しい相手、ティシナ王女には何の秘密が隠されている、というのか。自身に課された運命を知って、受け入れたような態度を見せている彼女の裏には何があるのか。 その辺りに触れていくのが今巻である。

 

 

 

「私は、今度こそ間違えるわけにはいかないのだから―――」

 

ティシナの夢の中、燃え落ちる王都。愛機と共に、どこまでも戦い続けていたラス。そんな悪夢から明け、ティシナの耳に飛び込んできたのはアリオール、ことフィアールカの訪問が早まった、というもの。

 

「彼女の秘密を解く鍵は、どうやらその辺にありそうだね」

 

一方こちらは皇都。フィアールカによる目くらましの為に、ラスのスキャンダルが捏造されてはいたが、それとは関わりなく、彼女がラスの事を知っていたのは、実は彼女は未来を体験しているからでは、という仮説が成り立ち。その秘密を知る為にも、フィアールカが苦手な相手がいる北候家を通り、ラスはティシナの護衛として貸し出される事となる。

 

貸し出されて早々、町娘の格好をして街へと繰り出した彼女に振り回され、この街で一番美しい景色を見せられ。世間では「悪役王女」、と言われる彼女の悪役らしくない部分を見せられる中、滞在は恙なく進み。その先に宴が行われる裏、潜入していた仲間が負傷し。それを聞いたティシナの手により、いよいよ真実が明かされる。

 

「よろしく、悪役王女」

 

「ええ。よろしく、腹黒皇女」

 

 

それはこの王都に、敵国である大国、帝国の魔の手が迫っている、というもの。この都を、国を守りたいと言うティシナの涙ながらの願いを受け。フィアールカは協力する事を選び、二人は共犯者として手を組んで。

 

 

「たった一人の、私の最後の希望―――」

 

 

そして、予定通りに襲われる王都。町中に魔獣が溢れ出し、狩竜騎達に蹂躙されるその街に降り立つのは、漆黒の機体。フィアールカの最高戦力であり、全てを覆すだけの力を秘めた、彼なのである。

 

 

種馬要素が薄れ、王道的な騎士の物語へとなっていく今巻。前巻を楽しまれた読者様は是非。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

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