読書感想:やりすぎた魔神殲滅者の七大罪遊戯3 最強究極の七大罪使いは淫らな南国を創り楽しむ

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ヤリスギ!! カマシスギ!!(某三号ライダーの武器風に)

 

さて、講談社ラノベ文庫のエロ枠、だけど始まりからして力を入れてやり過ぎているこの作品の三巻目。エロの方面においての飛躍はどうなっているのか? そう聞かれたらこう答えざるを得ない。―――最早ブレーキすらも取り払って暴走する勢いだと。

 

扉絵で既に〇液滴らせて、挿絵全てに○○が描写されているラノベが何処にあるのだろうか。いや、滅多にないだろう。寧ろそう簡単にあってもらっても困るのだが。

 

さてここからは他の部分を述べていくとするが、今巻は初めての一冊で終わらぬ巻であり、いつもの街を飛び出してフロリダへと環境を近づけた熱海へ出向くといういつもとは違う趣がある巻である。

 

それもその筈、救助対象を追ってきている敵はフロリダを丸ごと壊滅させた最大到達高度600メートル越えの津波を起こしたテロリストと目されている。

 

そう、今までは小物中心、街を脅かす悪ばかりだったのに対し、今度は既に二百万もの人々に被害を齎した規模からして違う敵が相手なのである。

 

本筋の街に関係ないからと言って被害を出し過ぎじゃないかとツッコミたいのはさておき、かの有名な仮面ライダーのラスボスが出した被害者数を軽々と越えてきた敵に対しどう立ち向かうのか。

 

それと同時に今巻で見所なのは何と言っても唯の覚醒が近くなっている事ではないだろうか。

 

開発されより淫らになりながら、士狼の側にいれなくなるのを危惧してもっとと望む。少女としての恋心、女としての歓び。相反する二つの感情に開発され導かれる進化の可能性。

 

果たして、彼女が開くであろう扉の先にある未来とは。バトルてんこ盛りだろう次巻の展開と合わせて楽しみとなってくるのは、この作品の読者共通であると信じたい。