読書感想:城なし城主の英雄譚 彼女のファイアボールが当たらない!

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https://www.amazon.co.jp/城なし城主の英雄譚-彼女のファイアボールが当たらない-GA文庫-阿樹-翔/dp/4815603715?_encoding=UTF8&redirect=true&ref_=nosim&tag=bookmeter_tl_all_arasuji_pc_login-22#productDescription

 

超面白いっ!!

・・・失礼しました。

さて、GA文庫新人賞奨励賞を受賞したこの作品。正直に言うと個人的に新人賞の中で一番面白い、奨励賞よりもっと上でもおかしくないと思います。

 

世界観は王道の剣と魔法のファンタジー世界。ヒロインはこちら、魔力はあれど絶望的にコントロールができない魔法使い、リシア。

 

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顔は可愛い、性格は割とアレな通称「味方殺し」。もうこの時点で地雷な気がするのは私だけか?

 

しかし、そんな彼女をまるっと包み込んで抱えて上手く操縦していくのがこの主人公、レオン君。

 

この彼が非常にいい子であり、癖が無くて王道な良い子なのです。

真っ直ぐで熱くて、それでいて人間臭い俗な一面も持っていて、だけど卑屈じゃない。

常に貧乏なのに助けを求める人を救う為、助けを求められたときに

 

「必ず助ける。約束するよ。だからキミは休んでいてくれ」(231頁)

 

と迷わず引き受け、何を企んでいるのか分からぬ商人からの取引の誘いに

「乗るよ。分割で支払う」(233頁)

と即座に承諾する。

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しかも飛び込んだ先は最強の敵が待つ圧倒的に不利な戦場。だけど上の画像の通り格好良く啖呵を切り、自らの力の全力で立ち向かう。

 

これぞ正に王道ファンタジーの主人公のあるべき姿と言わんばかりの姿であると私は思いますが、皆様はどう思いますでしょうか。

 

まだひよっこな彼がひたむきに無自覚に周囲の人々を魅了していきフラグを立てていくのも納得である。

 

そんな彼を始めとする魅力的な登場人物達が確かに生きているこの世界に、画面の前の貴方も一緒に飛び込んでみませんか?