読書感想:家で無能と言われ続けた俺ですが、世界的には超有能だったようです3

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前巻感想はこちら↓

読書感想:家で無能と言われ続けた俺ですが、世界的には超有能だったようです2 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、今更この作品を読まれているであろう画面の前の読者の皆様に説明するまでもないが、主人公であるジーク、もといノアは世界的には超有能である。それは疑う余地もない事。しかし、ギルドに所属している以上ランクにはどうしても縛られるし、大陸最強の五人の義姉と比べてもどうしても一歩、劣ってしまうのは否めない、というのはもうお分かりであろう。

 

 

しかし、世界は少しずつであるがジークの有能さに目を付けている。そして注目されているからこそ、彼を名指しで新たな依頼が持ち込まれるのも、さもありなんという事なのである。

 

前巻でジーク達が遭遇、戦闘を行った魔族らしき個体。ギルドの検査で判明したのは、かの魔族が魔王の種族の一つ、黒竜の因子を持っていたという事。つまりは、既に大事件は始まっており、国の一つや二つは吹っ飛ぶような事態が起ころうとしているという事。

 

 そんな事態を前にし、ジークとライザの二人を名指しで持ち込まれた依頼、それはSランクの冒険者である「聖騎士」ウェインと同道し、魔界へと向かう依頼。そして残ったクルタ達に持ち込まれたのは、討伐の為に魔界へ向かう義姉の一人、「聖女」である三女のファム(表紙右)の護衛依頼であった。

 

しかし、そう簡単にいくわけもなかった。魔界へと向かうジークとライザは、自意識過剰な伊達男であるウェインに振り回され、ファムの護衛につくクルタ達は何やらきな臭い気配を感じ取る。

 

ここまで言えば、画面の前の読者の皆様ももうお分かりであろう。魔界も人間達も一枚岩でなく、反逆と腐敗の香りがするのは同じ事。だからこそ、二つの場所で進む依頼は繋がりながらも混迷へと陥っていく。

 

先んじて魔界へと到着したジークは、魔界の実力者から事態の本当の理由を聞き、ファム達に迫る危機を感じ取り。魔界の実力者の助けも借り、急ぎ仲間達の元へと急行する。

 

事態の黒幕である魔族に襲われるファム達。何とか間に合い、ファムと協力し聖なる力で魔族を討伐し。

 

「ノア、私はあなたがあの魔族を斬った時に確信しました。あなたには才能があると」

 

その上で、ファムは彼女から出す試練をジークへ告げる。三か月以内に迷宮都市の迷宮に眠る聖剣を入手せよと。

 

無論、その依頼はファムだけに非ず。迷宮都市で待ち受けるのは、大商会を率いる長女、アエリア。果たしてこの探索はどうなってしまうのか。

 

前巻から更にまた一つ、面白さが深まる今巻。

 

前巻を楽しまれた読者様は是非。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

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