読書感想:女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話3

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前巻感想はこちら↓

読書感想:女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話2 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

さて、付き合い始めていよいよ半年なのにもう行き着く所まで行きついた鞠佳と絢のラブラブ百合バカップル。が、しかし。画面の前の読者の皆様はこうはお思いではないだろうか。友人まで告白、更には外泊までしているのにもう乗り越えるべきステップなんてあるのか、と。

 

その答えを簡単に言うのなら、勿論その通りである。では次に乗り越えるべきステップとは何か。

 

 それは将来的な事を考えていくために必要なステップ。同棲と親への報告である。そしていよいよここから今巻の感想を書いていくわけであるが、皆様に予めお断りしておくと、今巻は今までにまして一番センシティブに過ぎる巻である。

 

時はクリスマスも迫る冬へと移り変わり、絢のバイト先であるバーでクリスマスパーティが開催される事となる中、相も変わらず猫と子猫のロックンロールと言わんばかりに、ラブラブな日々を繰り広げる鞠佳と絢。

 

が、しかし。まるで二人の関係にいきなりの波紋を投げかけるかのように、鞠佳の母親が小さな病気で入院してしまい、家で鞠佳が一人ぼっちになると言う一週間が発生する事となってしまう。

 

「娘さんは、私が守ります。おまかせください」

 

無論そんな事態に動かぬ絢ではなく。戦力になれる事を鞠佳の母親にプレゼンした結果、あれよあれよと二人の同棲生活が幕を開ける事に。

 

 そう、同棲生活である。外泊までしていてもまだ行っていなかった同棲生活である。ならば二人は今まで以上に燃え上がるのか、と言えばそうでもなく。

 

「お母さまに誓ったから。私はけっして鞠佳に手をださない。この一週間は、鞠佳を守るだけの兵器になる」

 

何故か自分に誓約を課していた絢。一度決めたら梃子でも動かぬ彼女の為、禁止される恋人の営み。

 

「いいから襲えようー!」

 

 が、それで我慢できるわけが無いのが鞠佳である。当然かもしれない。今まで散々体験させられてきた快楽は忘れがたく、彼女といる事で否が応でも期待してしまう身体に改造されてしまっていたから。

 

涙と共に繰り出された鞠佳からの一撃、「誘い受け」ではなく「襲い受け」。

 

もうお分かりであろう。これで箍が外れぬ訳もなく、ここから怒涛の勢いで今までで一番勢いのあるいちゃいちゃが始まるのである。

 

朝までセックスするのは勿論、お嬢様とメイドのイメージプレイから、鞠佳の父親の前でこっそりと絢から攻撃されたり。

 

だが、今巻はそれだけではない、勿論波乱だって待っている。

 

「なに女同士とかで付き合ってんの? 意味わかんないんだけど」

 

自分の同類だと思っていた陽キャラ、玲奈から突き付けられる否定の言葉。それは今まで、何だかんだと周りに理解者ばかりだった鞠佳からすれば初めての言葉。

 

「そんなことない!」

 

けれど鞠佳は決然と言い返す、今までのイメージの殻を破り。それはそれだけ、絢の事が大切だから。

 

「なんかあったら、いつでも相談しなさいね」

 

そして否定ばかりではなく。鞠佳の母親への報告、そしてお墨付きというイベントも待っている。

 

また一つ、二人でステップを刻んで乗り越えて。そんな何気ない成長がこれまでで一番のねっとりじっとりとした甘さの中で繰り広げられる今巻。

 

このシリーズが好きな読者様、ガルコメがやはり好きな読者の皆様は是非。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

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