読書感想:異世界蹂躙 ―淫靡な洞窟のその奥で― 2

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前巻感想はこちら↓

異世界蹂躙 ―淫靡な洞窟のその奥で― - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様。貴方はスライムの特性、もしくは強みって何だと思われるだろうか。柔らかい身体だろうか、それとも核を潰されぬ限りの不死身性だろうか。若しくは、簡単に増える繁殖性だろうか。

 

前巻で静かに始まった悪夢。ブラックウーズという一体のスライムにより始まった蹂躙劇。それはフィア―ナ達により討伐され、フレデリカとサティアが救出された事で終わった筈、であった。

 

だがしかし、全ては遅きに失した。フレデリカとサティアは既に快楽に墜とされ、その胎の中には新たな命、新世代のブラックウーズとでも呼ぶべき存在が宿っていた。そして、既に新たな災厄の種は蒔かれていた。フィア―ナ達から生まれた新たなブラックウーズ達が魔導師の国の王都へと侵入を果たしていたのである。

 

気が付かぬ間に王都へと侵入されていた、しかしそれは誰にも気づかれず。だがしかし、確かにブラックウーズは動き出している。

 

王都で巻き起こるは人々の失踪事件。いつの間にか気が付かぬ間に、誰かが囚われ闇の中へと連れ込まれていく。

 

それは女王であるレティシアの側近であるメイド長、その直属の部下であるティアナもまた例外ではなかった。暗闇へと引きずり込まれ麻痺させられ、強制的に快楽を刷り込まれてしまっていた。

 

何故、ブラックウーズはそんな事をするのか? それは奴の特性故に。奴はただ、女性に自らの子を産ませるだけでなかった。子が生まれる度、母親の力を受け継ぎ奴は強くなってしまうのだ。

 

もうお分かりであろう。フィア―ナやフレデリカといった強者達を犯し、子を産ませたブラックウーズ。奴が強くなる余地がどれだけあったか。

 

そして、遂に始まってしまう。ブラックウーズの大群による王都の蹂躙劇が。最弱だったはずのスライムによる国落としが。

 

「けれど、所詮はスライムだ」

 

侮ってはいけない。奴は既に新たな力を手にしている。

 

最早抵抗する事もままならぬ。女王であるレティシア(表紙)を始めとして、容赦なく蹂躙されるのみ。この国は既にもう落ちてしまった。

 

「あはは、良い声が出たわね」

 

倒せていれば、あったかもしれぬ平穏な未来は既にない。

 

唯一残せたのは、勇者の娘である二人の少女だけ。魔導師の国は既に落ちてしまった。全てはブラックウーズの胎の中に囚われた。

 

前巻にも増して容赦なく、そして陰惨で淫虐の限りが尽くされる今巻。

 

前巻を楽しまれた読者様、快楽に落ちる女性が好きな読者様にはお勧めしたい。

 

きっと貴方も満足できるはずである。

 

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