読書感想:宮本サクラが可愛いだけの小説。2

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自分の為に何かを頑張ってくれている女の子は可愛いと思う読者様、是非ともこの作品へと集まってほしい。そういう意味でも彼女は可愛いので。

 

さて、昨日に投稿した一巻の感想から引き続き、この二巻の感想を投稿してみんとするが、今巻では果たして何を描いているのか。

 

その問いかけに対してはこう答えよう、やはり今巻もサクラが可愛い、それだけである、と。

 

いきなりのヒカルとサクラの混浴シーンという中々に衝撃のある冒頭から続けて描かれるのは、これまたいきなりの同棲生活の始まりという宣言であり、某麦わらの一味への音楽家の加入シーンかと言わんばかりの、さらっとノルンの口から明かされる世界の危機。

 

しかし、それを一旦脇に置いといて、そのまま忘却してしまえと言わんばかりに繰り広げられるのは相変わらずのドタバタであり、サクラを一方的にライバル視するモデルの同期、ユカリといった新たな登場人物も登場しての大騒動である。

 

そんな中で期間限定で同棲せんと親に直談判したらやりこめられて、進展するという決意を自爆してみたり。勢いのままに既成事実を作ろうとして羞恥で悶え転がったり。更には初めてのデートに行ってみたらヒカルがユカリを助けようとして暴漢を一瞬で蹴散らしてみたり。

 

「自由恋愛を邪魔されたので、つい」

 

そんな規格外の人間であるヒカルにサクラやユカリが振り回されたりする日常の中、確かに世界崩壊までのカウントダウンは進んでいくのである。

 

現れたのはオーディン、ロキと来ればやはり彼はかかせないだろう、北欧神話の雷神たる戦神、トール。その転生者とノルンが語り合うのは世界崩壊までの時間と仄めかされるロキの転生者の正体。いつかこの世界は壊れてしまう。だからこそ結ばれる事で最終戦争の結果を変える為に。しかし、その為の時間は残り僅かで状況は予断を許さない。

 

そう、確かに進むのである時間は。その中で確かに恋も進めば、静かに世界崩壊までの時間が迫っているのも今巻の中で繰り広げられている騒動なのである。

 

果たして、世界の行方とは。その先が楽しみになった読者様は、是非この作品を拓いてみてほしい。

 

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