読書感想:凄くモテる後輩が絡んでくるが、俺は絶対絆されない!

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はい、突然ではあるが画面の前の読者の皆様、可愛い後輩からいきなり告白されたら付き合う一択という読者様はとりあえず前に出てください。ダイジョウブナニモシマセンカラ。

 

さて、小説家になろうで超人気のこの作品。簡単に説明するならば、主人公である一雪(表紙左)とヒロインである二菜(表紙右)のラブコメである。

 

そして、尋常ではないのがこの二菜のバイタリティである。

 

いきなり告白してきたかと思えば、手作り弁当片手に教室まで押しかけてきたり。

 

休日に一雪の一人暮らしする部屋を訪ねて押しかけてきたかと思えば、押しかけ女房的にご飯を作ってくれたり。

 

休日も放課後も共にしようとぐいぐい引っ張っていったり。

 

いつの間にか一雪の家族に挨拶しどんどんと外堀を埋めてきてたりして。

 

とりあえず声を大にして言いたい。押して駄目なら引いてみろ、という言葉を知らないのかと。いつの間に押して駄目なら押し通せ、という言葉は生まれていたのかと。

 

そんなMAXデレデレの状態で「くふふ」と笑いながら迫ってくる二菜。

 

が、しかし。その彼女を信じられないから一雪は声を大にしてばっさりといつも断る。

 

空に響くは「なんでですかー!?」という二菜の叫び。

 

そう、この作品はぐいぐいと迫ってくる後輩に、いつの間にか気付かぬ間にほだされ彼女が側にいる事が自然になっているのにも気づかず、拒み続ける。そんなヘタレな主人公が徐々に陥落していく様子を面白く見つめるのが面白い、くすりと笑えて心の底から恥ずかしさが沸き上がってくる、真っ直ぐに面白いラブコメである。

 

うざ可愛い後輩に迫られたい方、もだもだ甘々な恋模様に萌え転がりたい読者様は是非。きっと満足できるはずである。

 

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