読書感想:触手魔術師の成り上がり

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問:触手と言えば?

 

答:暗殺教室(無難な回答)

 

さて画面の前の読者の皆様、貴方は触手は好きであろうか。というかまず触手と聞くと何をイメージされるだろうか。触手と聞いて、R18なゲームの一部に存在する凌辱的なシーンを思い浮かべられたりしないだろうか。

 

この作品はそのギリギリのラインをとことんまで攻めきっている。そもそもまず読んで確かめてほしいが、まず表紙からしてヒロインであるアーニャ(表紙左)を攻めていて、口絵からも攻めていて、更に挿絵でも触手で攻めている。この極度なまでの攻めは一体何なのだろうか。

 

それはこの作品の原作がノクターンであるからかもしれない(但しWEB版はストーリーが大幅に異なるので要注意)

 

だからこそ少女達の嬌声が妙に色っぽくて心の一部分を刺激してくるのかもしれないのである。

 

しかし、ただエロいだけかと言われればそうでもない。それは何故か。それは魔術同士の激突という熱いバトルと、その中に触手魔術に賭ける少年、ノア(表紙右)の情熱があるからである。

 

「触手を愛していない人間に、僕は絶対に負けたりしないっ!!」

 

アーニャを傷つけた悪人に対し激怒し、何よりも触手を侮辱されたことに激怒し叫んだ台詞がこれである。

 

「あーもうっ、ノアったら本当に触手馬鹿なんだから!」

 

ノアを全ての面で見て、総括された一言がこれである。

 

そう、これは触手魔術に情熱をかける主人公が周りのヒロイン達を巻き込みツッコミをさせながらその情熱のままに邁進していく、ともすれば勢い任せに見えるけどその勢いが癖になると面白い、熱さにとエネルギーがある作品である。

 

触手が好きな読者様、女の子をえっちな目に遭わせたい読者様、熱さとコメディの絡み合いが好きな読者様にはお勧めしたい。きっとお楽しみいただける筈である。

 

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