読書感想:栽培チートで最強菜園 ~え、ただの家庭菜園ですけど?~

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さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様の中で家庭菜園をやられている方はおられるだろうか。どんな野菜を育てておられるのだろうか(昔、腐ったトマトの汁を手に浴びた事があるせいで生のトマトは苦手な真白優樹である)

 

この作品の主人公であるジオ(表紙右)が、神々の酔っ払った末の手違いで妹と間違えて与えられてしまったスキル、家庭菜園。そう、家庭菜園である。これだけ聞くと、生産系のお話のような印象を受けるかもしれない。

 

が、それで済まないのがなろう系の出身であるこの作品である。

 

一級品の野菜が一瞬で育ち、更には肉や魚やら鉱物すらも生産し、挙句の果てには防衛用のゴーレムすらも生産し自走可能となって走り回る。

 

これの何処が家庭菜園と言うのだろうか・・・だが、彼にとってはこれでも普通の家庭菜園なのである。

 

そして、それだけで留まらぬのもこの作品の宿命なのかもしれない。

 

鉱物を生産したことで幼馴染の実家の借金問題を解決してみたり。

 

更には暴走する魔物の群れの中に突っ込んで壊滅させてみたり。

 

知らない間に世界から注目されていく。それでもいつも通りに栽培する。

 

そう、正しくこの作品を正しく言い表すのならば圧倒的無自覚無双コメディである。そして、ジオやその妹達、更には商人や薬師など多種多様で個性的な登場人物達が自分の道を元気に進んでいく。そんな明るく楽しく元気よく体現した作品といっても過言ではないかもしれない作品である。

 

王道ななろう系のコメディが好きな読者様、無自覚な無双が好きな読者様にはお勧めしたい。きっとお楽しみいただける筈である。

 

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