読書感想:ちょっぴりヤバめな秘密のある女の子が恋人ってどうですか?1

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突然だが画面の前の読者の皆様、特に男性読者の中に美少女が好きな読者は多いと思われるが、変態な美少女も大好きな読者様はどれほどおられるだろうか。是非その性癖を私に教えていただきたい(何の必要が?)

 

さて、書籍累計発行部数がとんでもない数の空埜先生の新作であるこの作品は現代世界を舞台にした美少女達とのラブコメである。ここまで聞くと普通かもしれない。

 

だがしかし、声を大にして言いたい。題名にもあるようにちょっぴりでは決してない。寧ろ空埜先生にちょっぴりの意味を辞書で引いてきてもらいたい。

 

左から順に風紀委員長である静奈は〇〇限定〇〇〇、生徒会副会長であるサクラは〇〇〇〇、生徒会書記の香雪は〇〇〇。そんな彼女達に引っ張られるように扉絵からしてアウト臭が強く、挿絵もその大半が恐らくほぼ全てがアウト判定を食らうであろうレベルの挿絵ばかりである。

 

そんな彼女達に振り回される中性的な少年である主人公、月斗。静奈に振り回されたかと思えば香雪に連れまわされ、更にサクラに困らせられる。彼の受難な日々を羨ましがられる読者様って果たしてどれだけおられるんだろう。

 

だが、そんな月斗にも誰にも知られてはいけない秘密がある。それは〇〇〇。そして〇〇な〇〇がいるという秘密だ。

 

そう、これはヤバめな女の子達に振り回される月斗が何だかんだと要所要所で男気を見せてヒロイン達と距離を詰めていくだけの作品ではない。秘密を握った者を探り探し出す、一種のミステリーであり謎が謎を呼ぶ未知が詰まった作品である。

 

故にこそ壮大に伏線をばらまき謎をちりばめ、ここまで読者を引き込もうとしてくるのかもしれない。

 

だからこそ、私は私見ではあるが声を大にして言いたい。どうか引き込まれてほしいと。

 

ヤバめな美少女も問題なしな読者様、秘密の探り合いが好きな読者様、何だかんだで根っこは真っ直ぐなラブコメが好きな読者様は是非。きっと楽しめる筈である。

 

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