奴隷の可愛い女の子を幸せにしたい、までならまだ真面なのに何故そこに変態と言う要素を魔界合体させてしまったのだろう。
さて、表紙のヒロイン、奴隷エルフのアスフィ。彼女はまごう事無き変態である。それはもう引く程に。
どの程度変態か? それはもう言わずともわかってもらえるとは思えないので解説すると
・夜這いお風呂乱入当たり前
・あまりの変態さに魔力の色まで変わる
・体に淫紋が刻まれていたけど元々そんなの関係ないくらいに淫乱
既に三つ列挙したこの時点で何か背筋に冷や汗が垂れる感覚を覚えたのは私だけだろうか?
そんなド変態まっしぐら、だけどご主人様への愛もまっしぐら。だからこそ彼女は変態なれど愛らしい、ヒロインの範疇に何とか収まっているのではないだろうか。
アスフィの御主人、勇者であるエドワードがあまりにも堅物でなかったら既に攻めよられてゲームセットになっていてもおかしくはない気もする、だけど彼の更生させようとするお仕置きでも新たな扉を開こうとする始末・・・
これはもう取り返しのつかないレベルの変態である。MF文庫の同絵師の某作品のヒロインにも負けないレベルの。
そんな彼女の変態性が紙面一杯に炸裂しながらも全体的にはドタバタ感とコメディ感の強い作品へと仕上がっており、ラブコメに萌えるよりもコメディに笑い転げるほうが正解であろう作品である。
変態なヒロインの可愛さに萌えたいという読者様にはお勧めしたい。