読書感想:聞いてくれますよね?先輩

 

 ほろ酔い状態でトラウマ級のホラーをキメてはいけない(戒め)。いきなり何を言っているのかと思われた読者の皆様、お許しいただきたい。今現在、ほろ酔い状態で過去のほん怖のトラウマ回を特集した動画を見て気分が悪くなっているので。という訳で口直しにこの作品の感想を書いていく次第であるが、例えば幽霊のような理解の及ばぬ力は怖いものがある。そのようにこの作品も、理解の及ばぬ力が関わってくる。しかしそれは負の力ではなく、陽の方の力なのである。

 

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読書感想:放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている4

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている3 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、この作品は今巻で最終巻である。それ即ち、大和と聖良の関係にも一つの決着がつく、全ての結実が訪れる巻である。では最後に向けて何を描いていくのか、というとであるが。前巻の最後、聖良から齎された衝撃の一言から始まる大和の決意、そこから始まる変化である。

 

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読書感想:オーク英雄物語4 忖度列伝

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:オーク英雄物語3 忖度列伝 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、またまた前巻より一年の時を経て刊行された今作品であるが、前巻までを読まれている読者様がこの巻の感想を開かれているものとして、ここからは書いていきたい。画面の前の読者の皆様も既にご存じであろう。嫁探しをしている筈が結果的に世直しの旅をしている、我らが英雄、我らが童貞のバッシュの活躍を。しかし忘れてはいけない。彼もまた戦場で名を馳せた人物であり、死体の山を築き上げ、多くの英雄達を切り伏せてきた者であるという事を。即ち彼に向けられるのは好機、好意の視線だけではない。憎悪を向ける者とて、確かに存在しているのである。

 

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読書感想:新米錬金術師の店舗経営07 疫病を退治しよう!

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:新米錬金術師の店舗経営06 弟子ができちゃった!? - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、現在アニメ絶賛放送中の今作品。現在アニメの方では、サラサが村に居ついて本格的に商売を始め出した段階であるが、アニメの時間軸から先となる前巻では、領主全権代理として問題に立ち向かっている。錬金術師なのに。ではそんな面倒な旗を降ろして、今まで通り錬金術師に戻れるかと言うとであるが。そうも簡単にはいきそうにない、というのが語られる巻であり。領主全権代理延長戦となるのが今巻なのである。

 

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読書雑記:発売日前恒例、新刊紹介なお話。MF文庫J及びオーバーラップ文庫、ダッシュエックス文庫編。

こんばんは。何やらウマ娘の声優さんが一人、声優を廃業されるというニュースを聞き、最近ウマ娘関連で何やら活動制限だの休養だののニュースをよく聞く気がする真白優樹です。あ、私はトレーナーではありませんので。さて本日は今週金曜日発売予定の三レーベル分の新刊の中から、このブログで紹介予定の作品についてお話したいと思います。

 

読書雑記:十一月中旬から下旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

一部作品は上記の記事で少しだけ深堀しておりますので、宜しければご覧ください。

 

MF文庫J

 

 

・のくたーんたたんたんたんたたん

 

・著:ムラサキアマリ先生 絵:おりょう先生

 

それではまず最初の作品はこちら。こちらは上記の記事で少しだけ深堀しました、第17回MF文庫Jライトノベル新人賞で栄えある最優秀賞を受賞した作品です。果たして一見すると何が言いたいか分からないこのタイトルからどんなお話が繰り出されるのか。期待したいですね。

 

 

死亡遊戯で飯を食う。

 

・著:鵜飼有志先生 絵:ねこめたる先生

 

二作品目はこちら。こちらも上記の記事で少しだけ深堀した作品であり、優秀賞を受賞された作品です。果たしてデスゲームを生業にするという事は、どこまで血みどろがみられるのか。期待していきたいと思います。

 

 

・Vのガワの裏ガワ1

 

・著:黒鍵繭先生 絵:藤ちょこ先生

 

三作品目はこちら。こちらも上記の記事で少しだけ深堀した、佳作を受賞された作品です。果たして、Vの者を一から作り上げていく青春とはどんなものか。期待していきたいと思います。

 

 

・聖剣学院の魔剣使い11

 

・著:志瑞祐先生 絵:遠坂あさぎ先生

 

四作品目はこちら。シュベルトライテとの激突の中、レオニスと同じ顔をした魔王が乱入し、07戦術都市にも各勢力が集結する今巻。果たして今巻、どこまで戦局は動くのか。楽しみですね。

 

 

 

・佐々木とピーちゃん6 宇宙の彼方より、未確認飛行物体、来襲! ~人類終了のお知らせ、伝えに訪れた地球外生命体は、どうやら地雷のようです~

 

・著:ぶんころり先生 絵:カントク先生

 

五作品目はこちら。宇宙から来た未確認飛行物体を相手にマイペースに仕事しようとする中、当たりを引いてしまう今巻。何処までも世界が広がり今度は宇宙まで巻き込んでどう闇鍋を深めるのか。怖いけれど楽しみです。

 

 

オーバーラップ文庫

 

 

・TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す7 ~ヘンダーソン氏の福音を~

 

・著:Schuld先生 絵:ランサネ先生

 

続きましてはオーバーラップ文庫からの紹介です。まずはこちら。故郷での心穏やかな一時を経て、辺境都市で冒険者として歩き出す今巻。 どう考えても新米ではない気がしますが果たして無事に済むのか。楽しみですね。

 

 

・魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです4

 

・著:熊乃げん骨先生 絵:無望菜志先生

 

二作品目はこちら。目的に必要なあるものを得る為、大陸全土の学園から精鋭が集う武闘会に参加する今巻。久しぶりの続刊となる今巻ではどんな戦いを見せてくれるのか。期待したいと思います。

 

 

・一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら3 素直可愛い美少女との文化祭が始まります

 

・著:岸本和葉先生 絵:みわべさくら先生

 

三作品目はこちら。ミアの告白で凛太郎の気苦労が増える中、文化祭の季節がやってくる今巻。果たして彼等の関係は何処へ行ってしまうのか。楽しみですね。

 

 

・俺にトラウマを与えてきた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです2

 

・著:御堂ユラギ先生 絵:緜先生

 

四作品目はこちら。トラブルに事欠かない中、お隣さんと母親が暴走する今巻。さて前巻で中々に衝撃的なラブコメを見せてくれた今作品は今度はどんな方向へ進むのか。期待したいですね。

 

 

・転生魔王の魔術師範

 

・著:白河勇人先生 絵:火ノ先生

 

五作品目はこちら。こちらは「女神さま降臨!=非日常だと思った?」という作品を手掛けられていた白河勇人先生の新作となります。果たして蘇った魔王軍最強の剣士と、魔王の生まれ変わりである少女はどんな道を歩むのか。楽しみにしていきたいですね。

 

ダッシュエックス文庫

 

 

・ログアウトしたのはVRMMOじゃなく本物の異世界でした3 ~現実に戻ってもステータスが壊れている件~

 

・著:とーわ先生 絵:KeG先生

 

では最後はダッシュエックス文庫からの紹介です。まずはこちら。ゲームの世界から脱出できなかった仲間を探す為学園対抗戦に出る中、玲人を狙う魔人が現れる今巻。果たしていきなり個人を狙いだすと言うのはどういう事か。期待したいですね。

 

 

・聞いてくれますよね?先輩

 

・著:すかいふぁーむ先生 絵:ぺんたごん先生

 

二作品目はこちら。こちらは上記の記事でも少しだけ深堀しました作品です。果たして使うと所有権の移る券を巡ってどんなラブコメが始まるのか。期待したいですね。

 

 

・幼馴染彼女のモラハラがひどいんで絶縁宣言したら、隣の席の隠れ美少女から告白された ~自分らしく生きることにしたら、なぜか隣の席の隠れ美少女から告白された~

 

・著:斧名田マニマニ先生 絵:U35先生

 

三作品目はこちら。こちらは小説家になろうで人気の作品の書籍化作品となります。果たして最近少しずつ増えてきた絶縁系であるこの作品はどんなラブコメが見られるのか。期待したいと思います。

 

 

・史上最強の宮廷テイマー3 ~自分を追い出して崩壊する王国を尻目に、辺境を開拓して使い魔たちの究極の楽園を作る~

 

・著:すかいふぁーむ先生 絵:さなだケイスイ先生

 

四作品目はこちら。帝国と周辺諸国の戦争を終わらせる手伝いを皇帝から依頼される中、依頼の要である白虎のテイムにシャナルが一人で挑む今巻。果たしてシャナルは限界を超えられるのか。期待したいと思います。

 

以上、期待の十四作品でした。では発売日を待ちたいと思います。

読書感想:ここでは猫の言葉で話せ3

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:ここでは猫の言葉で話せ2 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、この作品の主人公であるアーニャことアンナは、日本で大切な人を得、大切な仲間も得。正に遅れてきた人間性を取り戻さんかとするように日常を謳歌している訳であるが。猫アレルギーで誤魔化しているだけであり、その身を「家」が仕込んだ毒が蝕んでいる、というのは画面の前の読者の皆様もご存じであろう。とどのつまり、完全に解放されるためには、決着をつけるほかない。本当の意味で人間として生きていく為にも、いつの日か因縁は全て絶たねばならぬのである。

 

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読書感想:高嶺さん、君のこと好きらしいよ2

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:高嶺さん、君のこと好きらしいよ - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻で主人公であるケンゴとヒロインであるサキは無事に付き合いだしたわけであるが、ここから万事首尾よく上手くいく、かと聞かれれば画面の前の読者の皆様はどう思われるであろうか。きちんと何とかうまくいく、のであればよかったのであるが。やっぱりと言うべきなのか、付き合いだしてもカタブツなのは変わらない彼がそう簡単に上手く行くわけもないのである。

 

 

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