読書感想:魔王と勇者の戦いの裏で 3 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:魔王と勇者の戦いの裏で2 ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~ - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、この作品の主人公はヴェルナーであるが、ゲーム的にはマゼルが主人公である。故にW主人公のような体勢になっている訳であるが、画面の前の読者の皆様、こうは思われた事はないだろうか。ヴェルナーにとってのヒロイン、いなくね? と。マゼルにはラウラがいる、しかしヴェルナーにはいない。それも仕方のない事かもしれない。ゲーム中で彼は死んでしまうから。

 

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読書雑記:六月初旬から中旬にかけての個人的要注目な新刊のお話。

こんばんは。そろそろ六月、梅雨の季節。ラノベが濡れるのだけは避けたいですね、真白優樹です。さて本日は六月の初旬から中旬にかけて発売される新刊の中から、個人的に要注目の作品についてお話したいと思います。

 

読書雑記:五月中旬から下旬にかけて個人的要注目な新刊のお話。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

前回記事は上記となります。

 

角川スニーカー文庫

 

 

・極めて傲慢たる悪役貴族の所業

 

・著:黒雪ゆきは先生 絵:魚デニム先生

 

それではまず最初の作品はこちら。こちらはカクヨムで人気の作品の書籍化作品となります。ラノベのパターンでいうと、破滅する悪役と言うのはそこまで才能を最初から持っていない印象がありますが、この作品の主人公はそれこそ最強に至る才能があるとの事。その才能がきちんと成長してしまったらどうなるのか。気になりますね。

 

 

・仕事帰り、独身の美人上司に頼まれて

 

・著:望公太先生 絵:しの先生

 

二作品目はこちら。こちらは「ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?」シリーズや「娘じゃなくて私が好きなの!?」シリーズと言った年上女性とのラブコメを数多く手掛けられている望公太先生の新作です。しかし先生の作品では、大人同士のラブコメはそんなに無かった記憶がありますが、この作品は社会人同士の背徳で禁断のラブコメとの事。さて、どんなラブコメになるのか。期待したいですね。

 

 

・なぜかS級美少女の話題に俺があがる件

 

・著:脇岡こなつ先生 絵:magako先生

 

三作品目はこちら。こちらもカクヨムで人気の作品の書籍化作品です。あらすじから既にハーレムと明言されていますが、試し読みで見れる章題を見るとヒロインに一人ずつ焦点を当てていくと言う方向性を感じる気がしますね。じっくりやっていく方向性を感じしますが、どんな魅力を見せてくれるのか。期待していきたいですね。

 

 

電撃文庫

 

 

・ソード・オブ・スタリオン 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる

 

・著:三雲岳斗先生 絵:マニャ子先生

 

ではここからは電撃文庫からの紹介です。こちらはかの有名な「アスラクライン」シリーズ、「ストライク・ザ・ブラッド」シリーズ、「虚ろなるレガリア」シリーズを手掛けられる三雲岳斗先生の新作となります。上記三作品から現実世界にファンタジーの要素を取り入れた作風の印象が多い読者様もおられるかもしれませんが、今作品はファンタジー世界で鋼鉄の巨兵を駆り、寝取りを目指すとの事。果たして寝取りという題材をどう料理していくのか。期待したいですね。

 

 

・この青春にはウラがある!

 

・著:岸本和葉先生 絵:Bcoca先生

 

二作品目はこちら。こちらは「今日も生きててえらい!」シリーズや「一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら」シリーズを手掛けられる岸本和葉先生の新作です。甘やかされたり、主夫になったり。一癖あるラブコメ、今度は生徒会役員のヒロイン達にどうやら癖がありそうで。果たして種も仕掛けもあるラブコメとはどんなものか。楽しみですね。

 

以上、期待の五作品でした。では発売日を待ちましょう。

読書感想:灰の世界は神の眼で彩づく 1 ~俺だけ見えるステータスで、最弱から最強へ駆け上がる~

 

 さて、この世界には色と言う物が存在している訳であるが、もしこの世界から特定の色がなかったら、それこそモノクロであったのなら。この世界はどう見えていたであろうか。色があるからこそ世界は美しい。しかし全頁カラーの漫画はやり過ぎている、そう思われる読者様もおられるかもしれない。

 

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読書感想:攻撃力ゼロから始める剣聖譚 1 ~幼馴染の皇女に捨てられ魔法学園に入学したら、魔王と契約することになった~

 

 さて、突然ではあるが画面の前の読者の皆様は、メリクリウスとヴァイエイトというガンダムシリーズの機体をご存じであろうか。知らぬと言う読者様の為に簡単に解説すると、前者は防御力に重点を置き後者は攻撃力のみを追求した機体なわけであるが、前者の機体も火力は低いが多少は攻撃用の武装を持っていた訳であり。つまり何が言いたいかであるが、例え防御に重きを置いていたとしても、多少は攻撃力が無ければ戦闘においては役に立たぬかもしれぬ、という事である。

 

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読書感想:現役JKアイドルさんは暇人の俺に興味があるらしい。 1

 

 さて、アイドルと言えば現在世間は某超大手アイドル事務所が隠していた闇に関する話題で局所的に揺れている訳であるが、そもアイドルと言うのはラブコメにおいてヒロインになるとどんな存在として描かれるであろうか。例えば高嶺の花、身分違い。そんな印象を持っておられる読者様もおられるだろう。しかしそんなアイドルだって一人の人間。ファンが神秘性を以て神聖視する事はあろうとも、そこにいるのは普通の「一人」なのである。

 

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読書感想:魔女と猟犬4

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:魔女と猟犬3 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、前巻よりおよそ一年の間を開け刊行される今作品、前巻までのストーリーは上記の記事を参考していただくとして。前巻までは三つ巴のお話を描いた今作品、今巻では何を描いていくのか、という訳であるが。今巻はがらりと色を変え、ミステリー風味に。四年前、エイドルホルンという村で捕縛され火刑に処され。そして今、復活したと噂される「お菓子の魔女」(表紙)を巡るお話なのである。

 

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読書感想:たかが従姉妹との恋。2

 

前巻感想はこちら↓

読書感想:たかが従姉妹との恋。 - 読樹庵 (hatenablog.com)

 

 さて、この作品は「青い」ラブコメなのであり、前巻では幹隆を中心に舞台説明に終始した、と言えるかもしれない。では今巻は一体どんな動きをしていくのか。それははっきり言ってしまえば、本格的なスタートである。一つの行動がまるで蝶の羽ばたきのように、連鎖的に何かを呼び。幹隆を中心としたラブコメが、一気にギアをあげ始まっていくのが今巻なのだ。

 

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